みんなの短歌(テレビ朝日「夫が寝たあとに」 著 俵万智 著)

最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て(俵万智)
歌人・俵万智が教える、日々がいとおしくなる「短歌のつくりかた」
短歌は日本語を読み書きできる人であれば、誰でも作ることができます。
題材に決まりはなく、身の回りのこと、生きていることすべてが、歌の種といえます。
そして今回、子育てにまつわるできごとや思いにテーマを絞ったのが、「育児短歌」です。
子育て真っ最中の世代はもちろん、すでに子どもが巣立った人、
あるいはかつて子どもだった人も楽しめる、「みんなの短歌」ができました。
本書で紹介しているはじめてでもできる短歌づくりのテクニック
・具体的にするほど情景が伝わる
・子どもの言葉を生け捕りにする
・上の句と下の句を対比させる
・自分らしい言葉をひとつ入れる
・反復でリズムを作る
・細かく観察して描写する
など
本書のもとになったのは
見逃し配信(1週間)ではテレビ朝日バラエティ史上最高記録320万回再生を突破するなど
カルト的人気を誇る番組、テレビ朝日「夫が寝たあとに」
俵万智さんをゲストに迎えた「育児短歌」の回が大きな反響を呼び、
夏の育児短歌、冬の育児短歌と放送が続いた人気の回が、初の番組本になりました!
番組で放送された名作短歌に加え、
小島よしおさん、西山茉希さん、杉浦太陽さん、澤穂希さんら豪華ゲストによる書き下ろしや、
全国のママパパから集まった1000首以上の短歌から厳選した100首も掲載!
一生そばにおいて味わいたい短歌の数々、
そして自分でも短歌が作れるようになるテクニックが詰まった一冊となっています。
装画を担当したのは、
『あるかしら書店』『りんごかもしれない』など数々のヒット作を生み出している
絵本作家・ヨシタケシンスケさん。
短歌の世界観に寄り添う、思わず手に取りたくなる一冊に仕上がりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<著者メッセージ>
短歌には、どんなイメージをお持ちでしょう?
学校の授業で習ったことのある歌。古い言葉を使っていて、とっつきにくそう。特別な人が作っていそう……などなど、ハードルの高さを感じてしまう人は少なくないようです。一方で、SNSで短歌を発信して楽しむような、若い世代も増えています。
結論から言うと、短歌は日本語を読み書きできる人であれば、誰でも作ることができます。題材に決まりはなく、身の回りのこと、生きていることすべてが、歌の種といえます。そして今回、子育てにまつわるできごとや思いにテーマを絞ったのが、「育児短歌」です。子育て真っ最中の世代はもちろん、すでに子どもが巣立った人、あるいはかつて子どもだった人も楽しめる、「みんなの短歌」といえるでしょう。
育児短歌は、「自分も似たような経験をした!」「子どもってこういうところがあるよね」と受け取る側が共感することも多く、“あるある”が詰まっています。私がこれまで詠んできた育児短歌も、多くの反響をいただき、『夫が寝たあとに』の育児短歌特集は、日々成長する子どもの一瞬を短歌として残すことの喜びにあふれた内容になりました。
愛情いっぱいのみんなの短歌、読むことを楽しんだら、ぜひ作ることにもトライしてみてください。
ーー俵万智
番組で短歌を詠むことになり最初は難しそうだなと思っていましたが、日常を振り返ると意外とすっと言葉が出てきて。「これでいいんだ」と短歌がおもしろくなりました。みなさんの短歌も「わかる! わかる!」って共感することばかり。この本を読み終えたあと、もしよかったら、みなさんもぜひ短歌を書いてみてください。きっと今の子育ての時間も、あとから振り返ったときに「そんなこともあったな」って笑える思い出になると思います。
ーー藤本美貴
日記に残っていなくても、「あぁそういえば」と蘇る記憶を短歌に閉じ込める作業がとっても楽しくて、文字数に収まらない日常ばかりですが、短歌になるとポップになったり、センチメンタルになったり、共感が快感に繋がる私にとって、感情まで伝わると嬉しく思います。子育てを卒業されつつある俵先生の言葉にはいつも涙涙ですが、我が子の話し言葉も今だけの宝物と教えて頂き、これ短歌になりそう! と思いながらもあっという間に一日が終わることすら短歌になりそうです。
ーー横澤夏子
