絶頂美術館(西岡 文彦 著)
●内容紹介
海上に横たわるヴィーナスの足指が反り返っているのは、なぜ? 絵画の謎解きブームの仕掛け人による、極上の名画鑑賞術。雑誌「クリーク」で好評連載された「絶頂美術館」を下敷きに、ヨーロッパ絵画のエロティック・アートの数々を、著者独自の視点でわかりやすく解説。名画に詳しい人も、そうでない人も、絵に込められた画家の思惑に納得し、西洋文明の極意を知ることができる、超一級の知的エンターテインメント・エッセイ。 カバネル「ビーナスの誕生」、クリムト「ユーディット」、ゴヤ「裸体のマハ」などの絵画を紹介する。
●著者紹介
にしおかふみひこ。版画家・美術評論家・多摩美術大学准教授。1952年生まれ。
日本古来の伝統的版画技法「合羽刷り(かっぱずり)」の数少ない後継者のひとり。編集者、デザイナー、プロデューサーとしても活躍。テレビ東京「アートに恋して」のメインキャスターとしても名を馳せた。