仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?(白戸 太朗 著)
●内容紹介
現在、日本のトライアスロン人口は20万人を超え、レース数も250大会を数えています。とくに、ここ数年はブームと呼べるほどの爆発的な広がりを見せています。トライアスロンは、スイム、バイク、ランという3種目を連続して行ないます。一般的にハードなスポーツでは、体力がピークに達する10代後半~20代がもっとも高いパフォーマンスを発揮しますが、トライアスロンの場合は、30代以降のビジネスパーソンたちが中心です。それはなぜなのか?見えてきたのは「トライアスロン≒ビジネス」というキーワードです。30代?50代は社会人としてもビジネスパーソンとしても脂が乗っている時期です。公私ともに忙しくなる彼らがなぜトライアスロンに夢中になるかというと、それはトライアスロンとビジネスに共通項が多いからです。3?4年前から、僕の知人のエグゼクティブたちの間でもトライアスロンを始める人が増えてきました。トライアスロンを始めたエグゼクティブたちを見ていると、これまでのライフスタイルが激変して健康的になったり、ビジネス面にも私生活にもプラスになって人生の幅が広がった人がたくさんいます。僕自身も「アスロニア」という会社を経営するなかで、ビジネスとトライアスロンとの関わりを肌で感じるようになりました。そこで自ら得た経験とエグゼクティブトライアスリートたちとの会話がきっかけとなり、トライアスロンとビジネスの関係をひも解く本を書きたいと思うようになりました。こうして生まれたのがこの本です。日本では、トライアスロンは一部のマニアが楽しむ「お金持ちのスポーツ」という誤解があります。けれど、本当はマラソンと同じような市民スポーツですし、OLさんもいれば公務員もいます。トライアスロンをやろうと決めて努力を始めた瞬間から、あなたもトライアスリート。肩書きも地位も関係ありません。トライアスロンは誰でも手軽にトライできる垣根の低いスポーツなのです。トライアスロンにはビジネスを加速する力があります。身体も劇的に変わりますし、日々の生活も人生も変わります。この本を通じて一人でも多くの方がトライアスロンに興味を持ち、新しい人生の扉を開くきっかけになれば幸いです。―――本文より
第1章 ビジネスパーソンはなぜトライアスロンに夢中なのか?
第2章 経営者たちはトライアスロンに挑む!
*井上英明(株式会社パークコーポレーション代表取締役社長)
*稲本健一(株式会社ゼットン代表取締役社長)
*小林正晴(株式会社サニーサイドアップ取締役)
*新宅正明(元日本オラクル株式会社会長、スペシャルオリンピックス日本副理事長)
*髙島郁夫(株式会社バルス代表取締役社長)
*玉塚元一(株式会社リヴァンプ代表取締役社長)
*本田直之(株式会社レバレッジコンサルティング代表取締役社長)
*牧野正幸(株式会社ワークスアプリケーションズ代表取締役社長)
*横井啓之(ABCクッキングスタジオ代表取締役社長)
第3章 トライアスロンは誰でもできる!
第4章 トライアスロン初心者のための大会参加マニュアル
●著者紹介
白戸太朗(しらと たろう)
中学からクロスカントリースキーを始め、中学~高校時代には各種大会で幾度となく優勝。スポーツ特別推薦入学した中央大学では、初出場の「第2回全日本雪上トライアスロン大会」で優勝。卒業後、日本体育大学に編入学し、1991年からプロフェッショナル・トライアスリートとして活動を展開。日本体育大学大学院時代は、「運動処方学」を学びつつ、6年連続でトライアスロン世界選手権の日本代表に選ばれる。'92年から、日本人としてはじめてワールドカップシリーズで世界を転戦。'96年からはアイアンマン・シリーズを中心に活動を展開する。'99年からは世界各地のアドベンチャーレースにも参加し、トライアスロンとアドベンチャーレースの双方で数々の戦績を残す。現在、TVスポーツ番組のキャスター、各地のトライアスロン大会やアドベンチャーレース大会のプランニング、講演、セミナーなど、スポーツナビゲーターとして幅広く活動中。2008年にはトライアスロンの普及と発展を目指して「株式会社アスロニア」を立ちあげ、ショップ、スクール、イベント、ブランディングなどの事業を展開。「Try! Athlon!」を合言葉にトライアスロンを広めるべく疾走中!
Http://www.athlonia.com/