「心」訳 般若心経 こころの庫を開く鍵(川辺 秀美 著)
●内容紹介
「般若心經」とはどういったお経なのでしょうか? もしそのように問われたら、わたしは次のように答えます。「絶望の果てに見える一つ火のようなものです」??仏教の研究家、そして「空海」研究の第一人者であり、関連の本で数々のヒットを飛ばしている著者が、あまりにも有名なお経の解釈に改めて取り組みました。
38歳で務めていた会社を辞めざるを得なかったとき、仏教に今後の人生の核を見つけたという著者。様々な教典を研究した結果、「般若心經」へと戻っていき、身近でありながら真の意味がわかりにくいお経を日常生活に生かす方法を考えはじめます。そんな中でこの本は生まれました。
「般若心經」をフレーズ毎に区切り、漢文に、明治時代に既に存在した英訳と現代語訳をグラフィカルに併記。好きなページを開いて読んだり眺めたりすることで、日常生活の中にほんの1コマだけ、アートを“感じる”読書体験を提案します。
なぜ著者は、「般若心經」を「絶望の果てに見える一つ火のようなもの」と解釈したのか??それを、本書の中でぜひ味わってみてください。