食で日本一の孫育て 虎の巻(小泉 武夫 著)
発酵学の権威、小泉武夫さんが日本の食への熱い思いを孫の食育に託す、心がしっかりした子、からだがしっかりした子に育てるための食読本。
醸造学・発酵学・食文化論を専門とする農学博士、小泉武夫さんがこれまで培われてきた、膨大な食にまつわる知識、知恵を、孫の食育といった視点で、孫育て世代のおじいちゃん、おばあちゃんに向けて伝授します。健康的ですばらしい和食、昔ながらの日本の食の叡智、もっともっと伝えたい、そんな願いをこめて。
子どもが食への関心と理解を深めるというだけでなく、親世代、祖父母世代にとっても、あらためて日本の食、長く受け継がれてきた食の知恵を見直す、いいきっかけとなるために。日本人が日本人を今一度自覚する、そんな時間を孫と一緒に共有したい。小泉武夫さんの伝えておきたい、残したい、日本の食の知恵語りです。
*食べ物を大切にする心を育てる。
*「いただきます」は食べ物に対する感謝の言葉。
*きちんとした箸の作法を早くから教える。
*食べ物を捨てない工夫。
*姿勢を正して食べる習慣をつける。
*噛むことで、頭がよくなる。
*健康なウンコとは何かを孫に教えよう。
*元気になりたければ納豆豆腐汁に限る。
*食物繊維豊富な和食が免疫力を高める。
*日本の出汁は世界一。
*おむすびは丸くないといけない。
*粥には十の徳がある。
*鰹節がカチンコチンなのはカビのおかげ。
*梅干しは日本人の元気の素、心の安定にも寄与。
*からだの維持になくてはならない塩の力。
*朝のお茶は戻ってでも飲め。
*腐敗を知って発酵を尊ぶ。
*がんの予防にもつながる味噌。
*祖母の肌をツルツルにした「美人水」。
*孫を美人に育てる十カ条。
など、97にも及ぶ項目で食の知恵を伝授します。