心と身体を強くする 食育力(服部 幸應 著)
2013年12月4日、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
これは、日本の食文化そのものが世界的に評価されたわけで、
日本人としてこんなに誇らしいことはありません。
ところが、日本の食の現状には赤信号が灯っています。
糖尿病、飽食型栄養失調などの増加は食に起因し、
食料自給率の低下、食料ロスの増大も大きな問題です。
そんな時代だからこそ、
安全・安心な食べ物を見極める「選食力」を養い、
食事の作法や感謝の気持ちを学ぶ「共食力」を身につけ、
自然環境やエネルギーも含めた「地球の食を考える」ことで
食育力を鍛えながら、食の大切さを見つめ直しましょう。
学校教育においては、知育・徳育・体育に先立つものとして食育を捉えるべきですし、
その子供たちを育てる大人たちも、
少子高齢化の時代に、あらためて「食」の重要性を見直してほしいと思います。
今日食べるものが、
明日の、5年後の、10年後のあなたの心と身体をつくるのですから。
「食育」という概念を広く普及させた
書籍『食育のすすめ』(小社刊)の第二弾!