相手を怒らせずに言いにくいことを伝える100の方法(植西 聰 著)
誰もがふだん、多くの人といろいろな話をすると思いますが、
その「話し方」にどのくらい気を遣っていますか?
自分が「こういうことを伝えたい」と思って話したことを、
必ずしも相手がそのとおりに受け止めてくれるとは限りません。
話し方をちょっと間違えただけで意外な反応が返ってくることもあります。
「話し方」は、簡単なようでじつは結構難しいものなのです。
話し方で失敗した経験のある人も、得意だと自負している人も、
本書で紹介するような上手な話し方のコツを覚えれば、
もっと、自分の気持ちをストレートに伝えられるようになり、
もっと、会社やプライベートの人間関係がよくなります。
たとえば、こんな話し方で、
相手の受け止め方はグンとよくなります。
●口ゲンカになりそうなときは「ごもっともです」と相手の怒りを和らげる。
●言い訳するときは「話しづらいことなんだけど…」と前置きする。
●借金を頼まれたら「友情を失いたくないから…」と断る。
●迷惑していることを伝えるときは「◯◯してもらえると助かる」と話す。
●人にものを頼むときは「あなただからこそ」と自尊心に訴える。
●返却を催促するときは「貸したものは役に立った?」と聞く。
●イヤミな言葉で非難されたら「勉強になりました」と答える。
●落ち込んでいる人を励ますときは「私も同じ経験がある」と慰める。
●相手の性格を変えるには「あなたのことが好き」と愛情を示す。
●別れ際の挨拶には「また会いたい」という気持ちを込める。