女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性(対馬 ルリ子 著)
一生でスプーンたった一杯の女性ホルモンは、あなたの“命”と“美”の守り神
・大病になりにくい・生きるリズムがとれる・ときめいてキラキラする・認知症の抑制・食欲を抑える・美肌や美髪を保つ・長寿・記憶力アップ……
女性ホルモンパワーを感じ、最良の人生を歩むために、あなたの背中を押す一冊です。
男と女は、産まれたときから10歳くらいまで、生殖臓器のちがい以外は、ほとんどが一緒。ところが成長するにつれ、男女間で肉体的、性質的にまったくちがう形へ、ダイナミックに変化していきます。
そして、それらすべてを指示しているのが、性ホルモン。つまり女性ホルモンと男性ホルモンです。男も女も、性ホルモンに支配されながら成長するといっても、過言ではありません。
私たち女性を支配する女性ホルモンは、お肌ウルウル、つややかな髪、ピチピチのおっぱいやお尻、くびれたウエストといった、女子力アップの起爆剤のようなイメージがありますね。しかしこれらは、女性ホルモンの特徴のほんの一部分。実は、もっともっと、すごいはたらきをしていることを、みなさんは、どれくらい知っているでしょうか?
女性ホルモンは一生涯でたったティースプーン一杯分しかつくられません。でもその一杯が、妊娠を可能にしているのです。女性だけにしかできない妊娠、命がけの出産は、心身にたいへんな苦痛と負担が強いられます。それを無事に成しとげる体づくり、環境づくりのために、女性ホルモンは思春期からコツコツと準備をはじめ、エネルギーを注ぎ、抵抗力のある体をつくろうとします。
そのため、女性ホルモンがたくさん分泌されている間、女性は男性に比べても圧倒的に大病は少なく、メタボ化したり、突然死することも、ほとんどありません。女性ホルモンの分泌がピークになる20代に、妊娠中のトラブルも少ないのは、守りが強固だからです。
気持ちを明るく、安定させ、争いに巻き込まれないように周囲と調和し、助け合おうとするコミュニケーション能力も発揮します。女性ホルモンは体だけでなく、心もちや行動にも影響を与えているのです。
それだけではありません。女性に圧倒的に多い、膠原病や橋本病、リウマチなどの免疫性疾患病、骨粗鬆症、動脈硬化、アルツハイマーも、実は女性ホルモンが発症を抑えていることがここ数十年の研究で明らかになってきたのです。
こうあげただけでも、スゴイと思いませんか!? ただ、女性ホルモンについて学ぶチャンスが日本にはほとんどなく、誰もそんなことを知らないという現状も。
女性ホルモンは、女性が健康で幸せな人生を送るために、なくてはならない伴走者であり「守り神」なのです。
「まずは、自分を大事にして、明るく輝く『自分』を育てましょう。なぜなら女性がご機嫌で、明るく輝くエネルギーにあふれる存在ならば、家族も、地域や社会も、恩恵を得るからです。この本では、女性の一生を、子ども時代のつぼみの冬から、定年後の秋の実りと収穫・・・・・・と、一生をつうじてすべてが結実していくイメージでとらえました」 ――対馬ルリ子(プロローグより抜粋)