汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝(手嶋龍一 著)
プーチン、習近平はじめ、世界のVIPを震え上がらせた「パナマ文書」、
アフガン戦争&イラク戦争の機密文書を公開! 告発サイト「ウィキリークス」の主宰者、
サイバースペースの叛逆児アサンジ、
CIAの国家機密を内部告発したスノーデン、
詐欺師の父を持ち、スパイからベストセラー作家に転身したジョン・ル・カレ、
銀座を愛し、ニッポンの女性を愛した、20世紀最高のスパイ・ゾルゲ、、、
古今東西、稀代のスパイはみな、
人間味あふれる個性的なキャラクターばかり。
そんな彼らは、いったいどうやって
世界を揺るがす超弩級の情報を
どうやって手に入れたのか?
「最後の勝負は、いかに相手の懐深く飛び込み、
信頼を勝ち取れるかにかかっている。人間力を駆使して
盛りかえる情報だけが、ダイヤモンドのような輝きを放つ」
(本文より)
情報の主戦場がサイバースペースに移りつつある今こそ、
検索で見つけた無味乾燥な情報ではなく、
自らの足で、時間をかけて集めたインテリジェンスが
何ものにも代えがたい、唯一無二な価値を持つ。
人間味あふれるスパイたちが繰り広げるドラマチックなストーリーは、
同時に、今の時代を生き抜くために欠かせない、
インテリジェンスセンスを磨く最高のテキストなのだ。
巻末には手嶋龍一さんが自らセレクトした、
「夜も眠れないおすすめスパイ小説」ベスト10付。