人間としての哲学 その在り方・生き方を考える(ガエタノ・コンプリ 著)
在日63年、神学者であり、哲学者でもある
89歳のイタリア人神父が、
これまでの知識を総結集して書き下ろし!
哲学を知ることは、生きやすくなること。
文科省が今後力を入れようとしている
道徳教育にも沿った内容。
教育関係者、必読。
著者が長年収集してきた、
ウィットに富んだイラストも収録。
導入 21世紀に生きる私たち
1 評価される日本の生き方
2 変わってきた世の中
3 人間のこころも変わった
4 自然への理解も変わった
5 人間を考えなおす必要がある
第一章 「人間」を発見する日本
1 日本と「人間としての在り方・生き方」
2 「人間としての在り方・生き方」の意味
3 日本国憲法と世界の人権宣言
第二章 人間としての在り方
1 人間の生物学的な在り方
2 思考力がある人間
3 自由意志がある人間
4 「人格」と「人権」がある人間
第三章 善と悪 「在り方」と「生き方」の関係
1 すべてには「理」がある
2 「現在の在り方」と「あるべき在り方」
3 「在り方として」の善悪
4 「存在上の要求」とそれを満たす「可能性」
5 「在り方の善悪」から「生き方の善悪」へ
6 「人間」の研究
第四章 個人としての人間
1 個人としての「在り方」
2 「理性」に従って生きる
3 「個人として」の生きる意味
第五章 他者とかかわる人間――人間関係
1 対人関係が成り立つ条件
2 人間関係のあるべき姿
3 愛に基づく人間関係
第六章 社会とかかわる人間
1 人間の社会性
2 社会の中の「きまり」
3 社会の中の「組織」-「適材適所」の原則
4 仕事の意味と目的
5 社会生活と民主主義
第七章 人間と家庭
1 家庭で行われる命の伝達
2 家庭で育成される命
3 愛と性に悩む人
4 社会における家庭の問題
第八章 人間と公共
1 地域社会と人間
2 国家と人間
3 国際社会と人間
4 「国際化」は必要
第九章 仕事と経済の人間としての役割
1 資源を提供する自然
2 経済活動・仕事・私有財産
3 グローバル化時代の経済活動
第十章 世界観・人生観の問題
1 「世界観・人生観」と人間
2 「世界観・人生観」の形成
3 「世界観・人生観」を考えるヒント
第十一章 世界観・人生観の類型
1 出発点の問題
2 否定的な「世界観・人生観」
3肯定的な「世界観・人生観」
第十二章 人間としての生き方:善意・悪意・改心
1「人間としての生き方」の範囲
2 人間としての生き方:「善意」
3 人間としての生き方:「悪意」
4 人間としての生き方:「改心」
第十二章 人間としての在り方・生き方のフィナーレ
1 生から死へ
2 葬儀とお墓
3 死後の世界