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最初に夜を手ばなした(椿 冬華 著)

最初に夜を手ばなした

— 椿 冬華 著
  • ページ数:48頁
  • ISBN:9784838730872
  • 定価:1,320円 (税込)
  • 発売:2020.03.12
  • ジャンル:エッセイ
電子版あり
『最初に夜を手ばなした』 — 椿 冬華 著

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ツイッターで投稿後、たちまち3万越えの反響!
難病を抱えた少女の力強い生き方に感動の声、続々。

★NHK Eテレ「no art,no life」(2021/1/13放送)で紹介されました。
★日本経済新聞 読書欄「活字の海で」(2020/6/20)にて「障害乗り越える言葉の底力」として紹介されました。
★「Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium」(2020/3/7放送)で紹介されました。
★四国新聞(2020/3/18)にて「障害 人ごとではない」の見出しで紹介されました。
★bayfm「損保ジャパンpresentsモーニングクルージン」にて女優の田中美里さんにご紹介いただきました(2020/4/25)。
★北海道新聞「読書ナビ」にて紹介されました(2020/4/19)。


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弱視ろうであるわたしの半生を絵本にしてみました。
みなさんにとっても決して無関係ではないので、
ぜひ読んでみてください。
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生まれつき聾唖で
だんだん目も見えなくなっていく
アッシャー症候群を患い、
夜を手ばなし、昼を手ばなし、
冒険心も、大好きな本も手ばなしていく。
できていたことができなくなっていく絶望感の中で、
タブレットで本を読み、
スマートフォンで会話をし、
やがて見えなくなる世界を
アプリを通して全力で記憶する。
音もなく、トイレットペーパーの芯を覗くような視野で見える世界が、
どれほど愛おしいものなのか――
著者の心からの願いが一冊の絵本になりました。

失ったものは二度と戻ってきません。
「今」を後回しにしていませんか? 
(あとがきより)

作者の椿さんは、耳が聞こえなかった。
そこに目もだんだん見えなくなってきた。
そのことを椿さんは、
「夜を手ばなした」と表現している。
なんという美しい表現でしょう。
椿さんは諦めない。
私は椿さんの個性を、うらやましく思います。
(黒柳徹子さんからのコメントより)