IMPRINT(マガジンハウス 編)
「考えてはいけない」とアーティストの篠原有司男が言う。篠原は、元世界フライ級王者の白井義男を見て、スポンジのついたボクシンググローブを両手にはめた。そして思いつくままに壁を叩き、誰も見た事がないアートピースを作った。「とりあえずなんでもやってみる。続けるか続けないかは後で決めればいい」と渋谷のセレクトショップで働く泉田梨衣が言う。天気がいいだけを理由に一人で山を登りに行ったり、旅行中にもかかわらず仲間からの誘いでボルダリングを始めた。体を動かすきっかけは、生活の中にたくさんある。オリンピックで金メダルを目指すのももちろんスポーツだが、それだけではない。仕事や制作に集中するため、自己表現のため、または自分という存在を試したり、周りの人たちを幸せにするために体を動かすものがいる。
人それぞれの生活の中にあるさまざまな形のスポーツをテーマにしたインタビュー誌「IMPRINT」。世界中のギャラリーで展示するアーティストや、アメリカで活躍する日本人バレエダンサーから、東京を拠点にするランナー、そして渋谷のセレクトショップで働くスタッフ、さらにラッパーなどさまざまな職業の人たちを結びつけたスポーツという言葉。その言葉を多角的に紹介する新しいスポーツライフスタイル誌が創刊した。
〈Contents〉
◎ Interview
篠原有司男(アーティスト)
ガーダー・アイダ・アイナーソン(アーティスト)
萩野公介(水泳選手)
飯島望未(バレエダンサー)
原口元気(サッカー選手)
アル・バイク(ナイキ シニア・クリエイティブ・ディレクター)
泉田梨衣(ショップスタッフ)
小川航基(サッカー選手)
KOHH(ラッパー)
ロノ・ブラジル・サード(ランナー、DJ、モデル)
◎Column / スケーターによるローカル案内
・代々木八幡?幡ケ谷編 ガイド:YO.AN
・池袋編 ガイド:TK HIGHSOX
◎ ファッションストーリー
◎ light drawings:パブロ・ピカソ
など