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第24回 残念な乗り方。


てんてこまい記

てんてこまい記
 
クウネル編集部の若年寄りこと永田です。育児休暇を経て、二児の母となって戻ってまいりました。仕事と子育てにますます追われる日々をつらつらと書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

第24回
残念な乗り方。

子どもたちの送迎に使う3人乗り自転車も、6年目の春を迎えます。見た目にも大分年季が入ってきましたが、まだまだ使う予定なので、大切にしないと。そんなこんなで、連載「おうち仕事」では自転車のお手入れを取り上げています。取材前に、ある自転車屋さんにリサーチしていたときのことです。使い方が悪くて、自転車を傷めてしまう人が多いんですよね、という話になりました。

例えば、「タイヤの空気、ぷよぷよしたら入れますか?」と問われ、はい、と素直に答えると、「それでは遅い!」のだそうです。
空気圧が低い状態で走ると、タイヤのなかのチューブがこすれて傷つき、パンクしてしまうのです。

また、昔、車道から歩道に入るときに、鋭角に乗り上げたらすべって転んだ経験があって、それ以来なるべく直角に入り、しっかり座って勢いをつけ突っ込んでいたのですが、「それでは縁にぶつかった衝撃でパンクしますよー」と注意されてしまいました。段差の角とリム(車輪)に挟まれた衝撃で、チューブが破けてしまう。こういうときは、立ちこぎの姿勢でひょいっと乗り上げる気持ちで、肘と膝で衝撃を吸収するのがよいのだとか。

さらには雨の日。
スピードを出しすぎると危険だから、こまめにブレーキをかけて走っていました。そうしたら、雨で濡れたタイヤについた砂利やゴミがブレーキパッドを研ぐように削り、ブレーキの寿命を縮めてしまうのだそうです。「スピードは抑え、ブレーキを使わないくらいがよい」のですって。

ことごとく、残念な乗り方をしていた自分。
自転車に謝らなければいけませんね。

ちなみに、たまにサドルの下に小さなぼろ布を挟んでいる人がいるそうです。理由は、雨で濡れたときにささっとふくと錆びや劣化を防げるから。ちょっとした気遣いも、真似してみたいものです。