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どんぶり+もう一品(足立洋子 著)

どんぶり+もう一品

— 足立洋子 著
  • ページ数:128頁
  • ISBN:9784838727490
  • 発売:2015.08.17
  • ジャンル:料理
『どんぶり+もう一品』 — 足立洋子 著

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子育て中も、ひとり暮らしになった今も、忙しい時は気がつくと「おどんぶり」を作っています。

では簡単なだけが「おどんぶり」なのかと言うとそうではなく、とても奥が深く、

何より「作った」感があります。ご飯さえあれば、のりをもんで、冷蔵庫にある何かをのせて、

だしじょうゆをかけ、わさびやホースラディッシュをのせる――これで満足。

育ちざかりの息子がいた時はご飯にのり、ステーキを焼いてのせるだけ。

一汁三菜の、苦労して作った完璧な夕食には「華がない!」と言う息子が、

「ステーキ丼なら毎日でもいいな」と言った、おいしそうな顔を思い出します。

ステーキだけにならないよう、ほうれん草のソテーを添えたり、肉を焼いた肉汁にしょうゆと酒、

ガーリックを入れてソースにしてかけたり……。

ひとつの器の中で、ご飯を中心にいろいろなものがおいしく混ざり合う「おどんぶり」のレパートリーは

次から次へと浮かんできて、毎回、「おいしいー!!」と盛り上がってしまうのが、

私にとっての「おどんぶり」なのです。

難点があるとしたら、あまりの優秀さに、これひとつでよし! とできることでしょうか。

でも、それだけだと、ちょっと手抜き感があるし、栄養バランスも心配。

「『どんぶり+もう一品』で満足できるものを」と考えて作ったのが本書です。

これで、おなかも栄養も満足もOKにしましょう。皆さまの「おどんぶり」の世界が、

ますます広がりますように。

足立洋子 (本書「はじめに」より)