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仕事がはかどる 禅習慣(枡野俊明 著)

仕事がはかどる 禅習慣

— 枡野俊明 著
  • ページ数:184頁
  • ISBN:9784838730469
  • 発売:2019.04.25
  • ジャンル:エッセイ
『仕事がはかどる 禅習慣』 — 枡野俊明 著

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禅の力で、心が磨かれ頭が冴える!
毎日の仕事を充実させる、小さな積み重ね


禅の修行は、すべてを習慣づけること。
習慣づければ、頭で考える前に、体が動く
心身が整い、パフォーマンスが上がる

毎日の暮らしに、新しい習慣をプラスするだけで、
禅の素晴らしい効果が得られます!

「丹田呼吸」で集中力アップ
「和顔」で話せば人間関係が一変
「結界」を設けて、自分の時間を作る


全50項目に禅語と解説付き!

<朝の習慣>
30分、早く起きる/決まった場所に手を合わせる/10分でいいから掃除をする

<仕事の習慣> 
結論を先送りにしない/呼吸法を使って集中する/相手の目を見ながら笑顔で話す

<自分の時間の戻る習慣> 
帰りに寄り道する/玄関の靴をそろえる/一日を振り返り感謝する

<食事の習慣> 
「いただきます」と言う/ごはん茶碗は両手で持ち上げる/自分で料理する

<くらしの習慣> 
同じ時間に起き、同じ時間に寝る/「あったらいいかも」というものは買わない

<心持ちの習慣> 
他人の期待に応えない/頭にきたら、時間を稼ぐ/判断しないで行動にうつす


まえがきより

●「はかどる」がビジネスパーソンのキーワード

 ビジネスパーソンは、いうまでもなく、仕事中心の生活を送っています。
ですから、いちばん大きな比重がかかっている仕事をどうこなしていくかで、
プライベートの生活も左右されます。

 仕事が思うように進まなければ、退社後、友人たちと飲んでいても、
そのことが気持ちのどこかに引っかかっていて、心から楽しめないでしょうし、
自宅に戻ってからも、うつうつとして過ごすことになりそうです。

 では、もっとも望ましい仕事の在り様とはどんなものでしょう。
わたしはひとつのキーワードを想定しました。
「はかどる」 がそれです。
仕事がどんどんはかどっていく。ビジネスパーソンにとって、
それにまさる状況はないと思うのですが、いかがでしょう。

 ただし、はかどるといっても、わたしが想定しているのは、
単に仕事が効率よく進むということだけではありません
もちろん、それもありますが、その仕事のなかで充実感を得られる、十分な納得感がある
ということが、はかどるということの重要なファクターだ、とわたしは考えています。

 たとえば、部下に丸投げした自分の仕事を、その部下が残業も辞さず、
必死にがんばって、素速く仕上げた。たしかに効率のよい仕事のやり方かもしれませんが、
さて、それが自分にとってはかどった仕事といえるでしょうか。
 そうはいえないと思うのです。理由は明らかでしょう。
そんな仕事のやり方には、充実感も納得感もないはずだからです 。

「おぉ、仕事がはかどった! いい気分だなぁ」と感じるときの清々しさを支えているのは、
効率よりもむしろ、充実感と納得感の2本柱 なのではないでしょうか。
本書で展開しているのは、その2本柱に力点を置いた、仕事が「はかどる」ための習慣です 。