逆襲、にっぽんの明るい奥さま(夏石 鈴子 著)
●内容紹介
女の子だった時代を過ぎ、「奥さま」などと呼ばれたときから、突然世の中は一変する。逃げてばかりいる夫。言うことを聞かない子供。身勝手な姑。無自覚な世間の好奇の目。理解のない上司。修羅場のタネはどこにでもある。でも、彼女たちは何事もなかったように毎日を生きている。そんな「奥さま」たちの胸にそっとしまいこまれた、心の叫びが胸に迫る。夏石鈴子による大反響の奥さまシリーズ、ついに単行本化! 未婚既婚問わず、共感の嵐。涙をさそいます。(収録作品)お茶くみ奥さま/レジ打ち奥さま/長生き奥さま/安心奥さま/加味逍遙散奥さま/天城越え奥さま/にせもの奥さま/逆襲奥さま
●著者紹介
1963年東京生まれ。上智短期大学英語科卒業。97年「バイブを買いに」を発表して鮮烈に作家デビュー。エッセイ集に『新解さんの読み方』『新解さんリターンズ』『きっと、大丈夫』(平間至との共著)、小説に『バイブを買いに』『家内安全』『いらっしゃいませ』『愛情日誌』『夏の力道山』『今日もやっぱり処女でした』がある。モットーは、「どうにかなる、なんとかなる」。