お金が貯まらない人の悪い習慣39(田口 智隆 著)
●内容紹介
近年、長引く不況に、多くの若者が「将来がわからない」「どう生きていけばいいかわからない」といった不安を抱えると同時に、お金の大切さについて考え始めている。やっと日本でも、お金ときちんと向き合う傾向が欧米に近づいてきた。
20代後半で一度は借金漬けとなりながらも、投資で財産を作り、セミリタイアを実現させた著者は、本書で「お金を貯められない人たちは、生活習慣や思考パターン、時間の使い方などに共通した傾向がある」ことを明確にし、こうした“悪習慣”を改善すれば自然とお金が貯まってくることを紹介する。
本書は決して、お金持ちになるための本ではなく、「悪習慣を絶ち切れば、生活に困らないレベルのお金は貯まる。その結果、お金から自由になれる」との思想に基づいたもの。自身の体験や、「お金の貯まらない人たち」の数々の事例を盛り込みつつ、20~30代のお金の悩みを抱える“お金初心者”向けの「お金本」。
既存のお金に関する本は、「どうすればお金持ちになれるか?」「どうすれば財産を増やせるか?」といった「プラスを増やすこと」が目的だったのに対し、本書が目指すのは「プラスマイナスゼロ(or ちょっとだけプラス)」といった初心者向けレベル。従来の書籍とは差別化が図られている上、上昇志向の薄まった今の若者にはかなり説得力のある内容です。
●内容構成
第1章 お金が貯まらない人の「考え方」
第2章 お金が貯まらない人の「時間管理」
第3章 お金が貯まらない人の「口グセ」
第4章 お金が貯まらない人の「生活スタイル」
第5章 お金が貯まらない人の「人間関係」
第6章 お金が貯まらない人の「整理能力」
●著者紹介
田口智隆(たぐち・ともたか)
1972年、埼玉県生まれ。㈱ファイナンシャルインディペンデンス代表取締役。92年、学習塾の講師となり、大学受験部(現代文)を担当。99年、父親が病に倒れたのを機に、父親が経営する保険代理店に入社し、地域ナンバーワン代理店に成長させる。28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約でわずか数年で完済。その後は「収入の複線化」「コア・サテライト投資」で資産を拡大。34歳の時にお金に不自由しない状態「お金のストレスフリー」を実現し、㈱ファイナンシャルインディペンデンスを設立。現在は、マネー・カウンセリングで個別相談に乗る一方で、より多くの人にお金の大切さを伝えたいという想いから日本全国でセミナー活動を積極的に行っている。