ほめる生き方(西村 貴好 著)
子育てでもビジネスの世界でも、「ほめれば育つ」のが最近の傾向だが、
なかなか素直に「ほめる」ことができないのが日本人の国民性。
しかも、人の欠点は目に付きやすいけれど、美点にはなかなか気づかないもの。
「ほめるって、照れくさいし、意外とむずかしい」と思う人も多い。
著者は、マイナス点をあげつらうのではなく美点を指摘することで組織の活性化を高める
日本初の「ほめる覆面調査」を確立した企業コンサルタント。
すでに多くの企業や店舗や官公庁で実績を上げている。
また、「ほめる」ことは「価値の再発見」にもつながり、
たとえば、財布をなくしたら「お金の大切さを教えてもらった」と受けとめ、
上司から理不尽な指示をされたら「成長のチャンス」と受け止める……と。
こうした「ほめる」「ほめられる」ことの絶大な効果は、
NHK(「クローズアップ現代」「おはよう日本」「あさイチ」「サキどり↑」)、
日本テレビ(「深イイ話」「スッキリ!!」「NEWS ZERO」)、
フジテレビ(「エチカの鏡」「めざましテレビ」)ほか
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌でも広く紹介され、
「ほめ達!」が全国に広がっている。
本書では、
「ほめる」「ほめられる」効果を実例を挙げながら紹介するとともに、
「ほめ達!」になる=「ほめる生き方」をするための方法を説く。
「ほめ達!」が増え、「ほめる生き方」が広がれば、
日本はもっと元気になる!
◎本文より抜粋
毎年3万人以上が自ら命を絶つ現代の日本。
のちに「心の内戦」状態と名づけられるような時代に私たちは生きているのでしょう。
そんな時代でも、「ほめる生き方」をする人=「ほめ達!」が一人でも増えると、
世の中がほんの少しだけ明るくなります。
「ほめ達!」のほめ言葉が、言葉のエアバッグ&シートベルトとなって、
あなたの周りの人の心を守ります。そして、あなた自身の心も守ってくれます。
あなたのほめ言葉が、周りを明るくしていきます。
さらに、その明かりがあなた自身を照らし出します。
私たちの周りにはダイヤの原石がいっぱいですが、
そのダイヤの原石を石ころだと思って蹴飛ばしていくか、
それともそこにキラリと輝く部分を見つけて磨き、
自分自身がスポットライトとなって光を当てるかによって、人生の価値が変わります。
一方、人がいちばん美しく見える光の当て方は、陰影が柔らかく表れる間接照明です。
周りを輝かせれば輝かせるほど、いちばんきれいに見えているのは、
その真ん中にいて照り返しで輝いている人。
つまり、「ほめ達!」であるあなたなのです。
そんな「ほめる生き方」をぜひ、あなたにも選んでいただきたいと思います。