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UNSEEN HAWAII ハワイで学ぶこと。 (マガジンハウス 編)

UNSEEN HAWAII ハワイで学ぶこと。

— マガジンハウス 編MOOK
  • ページ数:100頁
  • ISBN:9784838752737
  • 定価:700円 (税込)
  • 発売:2018.03.31
  • ジャンル:海外旅行
『UNSEEN HAWAII ハワイで学ぶこと。』 — マガジンハウス 編

紙版

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本書「THE TIMEX JOURNAL」はアメリカのカジュアルウォッチブランドであるTIMEX(タイメックス)の世界観を表現する、
ブランドビジュアルBOOKシリーズである。基本的には時計MOOK。
しかし、このシリーズがユニークなのは、「ただの時計カタログに終わらない」どころか、最初から「まったく時計カタログには見えない」ところである。
圧倒的に時計以外の写真と記事で構成され、時計が主役ではなくオマケ扱いにも見える。
実は時計を押し出さないこの編集方針ままが、そのままTIMEXのブランドの哲学なのである。
「腕時計がしゃしゃり出るのはみっともない」「腕時計はさりげなくが信条」。
世の中の多くのブランドが作る広告は、言ってることとやってることが真逆だったりするが、TIMEXだけは全くブレない。
たとえそれが広告であろうとなかろうと、この方針は全く変わらない。
なので、TIMEXを知れば知るほど、なんという太っ腹なブランドなのだろうと感心する。
老舗らしい豪胆さというか、160年以上の長い歴史に支えられた「ブランドの余裕」「軸足の太さ」のようなものが漂うのである。
さりげなさを身上としガツガツしない、あくまでも大衆のための、カジュアルでスタイリッシュなウォッチたらんとする。
TIMEXというブランドネームは、アメリカの有名雑誌「TIME」とクリネックスティッシューのラストスペルの「X」が組み合わさって誕生したものだ。
この意外性に富んだ冗談っぽいテキトーな組み合わせが、実に印象的でカッコイイ。
それはずばり、このウォッチブランドならではの明快な人生観に支えられている。
すなわち「時間(TIME)に情熱(X)を足したものが人生(TIMEX)だ」という解釈である。
時計とは個々のパーソナルな人生の時間を刻む道具であり、そういう意味では同じ時間はひとつとしてない。
情熱を持ち充実した時間を過ごすことこそが、人間にとって何より大切である。
文字盤に刻まれたTIMEXのロゴを見るたびに、このリアルなテーゼを思い出すのである。
さて今回は「ニューヨーク」に続く第3弾として、「ハワイ」が舞台。
ハワイがアメリカの50番目の州になったのは1959年8月21日のことで、2019年に60周年を迎える。
本書は確信犯的にフライングをして、一足早く周年企画をやってしまおうというわけである。
TIMEXもハワイも同じアメリカというくくりであるが、それ以上に、ハワイのあの独特な「ゆるさ」「楽園っぽさ」「カジュアルなムード」が、
TIMEXウォッチのスタイルに非常によくマッチするのである。
本書は観光ガイドではないので、お店情報などは極力カットした。ハワイで出会うべきはモノやメシではなくヒトなのである。
みなさん年齢も職業もバラバラだが、どなたもラフでシンプルで気取りがなく、思いは熱く情熱的で常に笑顔がある。
彼らの話には日本人の我々がすっかり忘れている、生きるヒントがたくさん詰まっている。
なぜハワイが楽園なのか、がよくわかる。日本が楽園じゃなさすぎるからそう感じるのである。
ハワイに行って楽園の何たるかをゼロから学ぼう。どうせ行くなら、TIMEXを腕に巻いて行こう。
きっとあなたにとっての「X」が見つかるだろう。