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プラスワン講座 第9回『筋肉&内臓をゆるめて鍛える。』報告レポート

【クロワッサン倶楽部会員限定】 クロワッサン学園 プラスワン講座
第9回
筋肉&内臓をゆるめて鍛える。

 
4月のクロワッサンプラスワン講座は、文京区本郷での開催でした。「ゆる体操」「ゆる呼吸法」を開発し指導してきた高岡英夫さんじきじきに、「ゆる」の初歩を教えてもらうために、高岡さんが設立した運動科学総合研究所に出向いたのです。いつもと違う場所、しかも今にも雨が降りそうな天気。にもかかわらず、熱心な読者の方々がたくさん来てくれました。中にはスポーツウエアに着替えて臨んだ方々も。講師役の高岡さんは、全国に800人いる指導員の中でもトップクラスの先生方4人を助手役と一緒に細やかに指導してくれました。

「人は、緊張した生活をしていると、からだが固まってきてしまいます。肩が凝ったり、腰が張ったり。でも、リラックスしていれば凝ることはありません。だから、からだを徹底的にゆるめる。これが、ゆる体操とゆる呼吸法です」と高岡さん。 

最初にやったのは、「ひざコゾコゾ体操」。仰向けに寝て、片膝を90度に曲げ、その膝の上にもう片脚のふくらはぎを乗せる。ふくらはぎに膝がめり込んでいるのを感じつつ、「コゾコゾ」と言いながら、ふくらはぎを乗せた場所を基点に軽く動かしてこする。しばらくコゾコゾしたら、置く位置をずらしてまたコゾコゾ。一通りやったら、脚を変えてさらにコゾコゾ。

「簡単で気持ちいいでしょう? テレビを見ながらやってもいいんです。寝る前に布団でやると、からだが温まって副交感神経が高まり、寝付きがよくなりますよ」

片脚をやってから歩いてみると、やったほうの脚を高く上げて歩くことができる。軽く、ゆるまった証拠だ。両脚をやると、歩くキレが格段に違った。

今回は、この準備体操を皮切りに、「足足スリスリ体操」(両足首をクロスさせ、足の甲を別の足のかかとでスリスリする)、「お腹ペコポコペコー体操」「胸フワ背フワ体操」「胃力強化呼吸法」「肝臓力強化呼吸法」「腸管免疫力強化呼吸法」などを受講。「背もたれ首モゾモゾ体操」では、椅子の背の上部に頭蓋の下のくぼみを乗せて「モゾモゾ」(この態勢を作るには、椅子にかなり浅く腰掛けてだらり~とする必要あり)。あまりの気持ち良さに、高岡さんが「もうそろそろ……」と言っても、なかなかやめられないくらいでした。

これらの体操や呼吸法の大半は、クロワッサン2月10日売りに掲載されているので、ぜひ、ご一読を。

 
高岡英夫さん 高岡英夫
運動科学者、「ゆる」開発者

【講師プロフィール】

運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長・推進委員。東京大学卒業後、同大学大学院教育学研究科を修了。東大大学院時代に西洋科学と東洋哲学を統合した「運動科学」を創始し、人間の高度能力と身体意識の研究にたずさわる。オリンピック選手、企業経営者、芸術家等を指導しながら、年齢・性別を問わず幅広い人々の身体・脳機能を高める「ゆる体操」「ゆる呼吸法」「ゆるウォーク」「ゆるヨガ」等を開発。一流スポーツ選手から主婦、高齢者や運動嫌いの人まで、多くの人々に支持されている。地方公共団体の健康増進計画などにおける運動療法責任者もつとめる。東日本大震災後は復興支援のため、ゆる体操プロジェクトを指揮し、自らも被災地で指導に取り組む。著書は『無限の力 ビジネス呼吸法』(さくら舎)、『内臓力を高める「ゆる」呼吸法』など100冊を超える。

日時:平成26年4月21日(月) 14時~15時30分

場所:本郷・運動総研本社教室
文京区本郷3-42-5
地下鉄「本郷三丁目」駅より徒歩約6〜9分/JR「御茶ノ水」駅より徒歩約10分

定員:24名

 


当日の様子はこちら
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【クロワッサン学園 プラスワン講座とは】
年に1、2回行われる「クロワッサン学園」とは別に、クロワッサン倶楽部の会員のみなさまを集めて、月1回程度、都内のカルチャースクールなどで小規模の講演会や講習を行います。
イベントの参加者募集は倶楽部会員の限定メルマガから行っております。
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