クロワッサン特別編集 家計簿2016(マガジンハウス 編)
2016年は、お金に振り回されない、将来をみすえた家計づくりを。
クロワッサン家計簿も2016年版で5年目を迎えます。この間、所得の伸び悩み、各種料金の値上げに加え、消費税増税など経済動向は、家計管理をさらに厳しいものにしています。
だれもが願う、わが家の家計の健全化。行き当たりばったりで先のことが見えてこない、結果だけを見てため息をついてしまう、そんな家計を卒業するには、大雑把でもいいので、家計簿をつけてみるのがいちばんです。
日々のお金の動き、1週間、1か月、1年間、おおよその出費を把握して、全体像をつかみ、次にすることは、家計の予算だてです。自分の、わが家のお金を、何にどう使うか、どのくらい使うか、自分にとって大事なもの、優先したいものを考え、そこから予算を立てていきます。
マネーセラピスト、ファイナンシャルプランナーの安田まゆみさんが推奨するのは「人生で大事なもの、私が大事にしたいものは」という視点で自分の生活に向き合うということ。優先順位をつけて取捨選択し、その上で毎月の予算を組み、必要なものに対しお金を貯めていく、そのコントロール力を身につけていくことを、課題にしてみませんか。
2016年、毎月の「家計の道しるべ」では、1月は1年間のお楽しみイベントの予算立て、2月はお財布の整理&お金のつきあい方、3月は、健康チェックの話など、その月に意識して取り組みたいことを紹介しています。日々の忙しさにまぎれて見過ごしてしまいがちなこと、思いのほかあるものです。
週ごとのコラムでは、日々の暮らしに昔ながらの知恵を、ということで「今に役立つお金のことわざ」を紹介。たった一銭でも粗末にすると、一銭がないことで困ることもある、少額でもお金は大切に、という意味の「一銭を笑うものは一銭に泣く」から、何の手段も持たずに物事を行っても無駄、というときに使われる「銭持たずの団子選り」ということわざまで62種を紹介。昔から言われている言葉は味わい深く、ときにハッとさせられます。
2016年、将来が明るく、心豊かな日々となりますように。