第1回
梅雨どきのひと仕事。

先月のこと。梅雨に入って編集部の人たちはどことなく、そわそわ。メモをやり取りし、ひそひそ話しています。

仕事ではなさそうですが、ハテ…？とPCの陰から覗き見ると、手にしているのは、レシピ。そう、6月は梅仕事の最盛期。どうやら皆さん、梅をどう仕込むか、相談しあっていたようなのです。梅酒に梅干し…作るものはたくさんありますが、その時話題になっていたのは、梅味噌でした。梅味噌は梅を味噌と砂糖に漬けて、発酵させるもの。マンガや新聞のレシピ片手に、どう漬けるか、で盛り上がっていたのです。

こんな話で盛り上がる仕事場は、初めて。異動したての私にはびっくりの出来事でした。かく言う私も、青梅を買い込み、梅仕事に挑戦しました。梅を洗って拭き取り、竹串でなり口を取り、ボウルに入れて。もうすぐ2歳の娘も、気になるようでしきりに触ろうとします。傷がついたら大変！と見張るのも、仕事のうち？？　

作ったのは、梅シロップと梅サワー。シロップはバックナンバーに出ていたはちみつで漬けるバージョンも作ってみました。現在、エキスがいい具合に出てきて、とろみを帯びてきました。暑い盛りのおやつに、甘酸っぱい梅シロップのゼリー。子どもと一緒につるん、と食べるのが楽しみです。