第20回 銀座の緑
てんてこまい記
クウネル編集部の若年寄りこと永田です。育児休暇を経て、二児の母となって戻ってまいりました。仕事と子育てにますます追われる日々をつらつらと書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
第20回
銀座の緑
クウネル編集部は、銀座にあります。
ビルが立ち並ぶ繁華街ですが、ハナミズキ、西洋菩提樹、トウカエデ…などと通りごとに異なる街路樹が植えられていて、道ゆく人の目を楽しませてくれます。
先日、柳の並木を歩いていた日のこと、風に揺れる柳のなかに、一本だけ、濃い緑の葉を茂らす樹を発見。
見上げると、青い実がなっているではないですか。
枇杷でした。
わー、熟したら誰が食べるのかしら、と枇杷好きな私はわくわく。
2週間ほどして通りかかったときには、その実はすっかりなくなっておりました。残念、また来年。
そしてまた別の日、歩道橋を渡りながら植え込みに目をやると、明らかに場違いな白い花が。
なんと、ジャガイモです。
いくらなんでも歩道橋で野菜栽培はないでしょう。
カラスか猫の仕業でしょうか? いろいろと想像がふくらみます。
さて、最新号の取材でも、銀座の街を歩きまわりました。
アスファルトの割れ目や壁の隙間から芽を出した植物を探しに出かけたのですが、こちらでも珍しい草木を発見し、驚きました。
意外な植物がすくすくと育っている街、銀座。
買い物にお越しの際は、ショーウィンドウだけでなく、上に下に、目をやってみてくださいね。