第27回 太陽パワーに興味津々。
てんてこまい記
第27回
太陽パワーに興味津々。
皆さん、「ソーラークッカー」をご存知ですか?
光熱費ゼロ、太陽の熱で料理を作る、夢のような道具です。
最新号ではそのソーラークッカーを年間200日は使うというソーラークッキングの伝道師、鳥居ヤス子さんに密着取材しました。
ご自宅に伺うと、ソーラーグッズがたくさん。ソーラー電池式のラジコンやイルミネーションなど、太陽に関係するものを見つけては買い集めているのだそうです。
これらは海外や、ネット通販、100円ショップなどで買ったものですが、鳥居さんが何よりお気に入りの場所は、近所の激安洋品店・T。掘り出し物がいっぱいあるの! とうれしそうに話してくれました。
そこでの戦利品はというと、
・黒いトースターバッグ(本来はトースターでパンの水分を保ち、ふっくら焼くためのの袋だが、黒いのでソーラークッカーで使うと、すぐ焼き色がついて便利)
・ソーラー式ガーデンライト(常夜灯として廊下に置いている)
・ソーラー式のラジオ付き懐中電灯
などなど。使えるものがびっくり価格で出てくるのだそうです。
「(太陽エネルギーは)せっかくただなんだから、使わなくちゃ!」
と鳥居さんは言います。
「ただ」という言葉に私は弱い。
そして「激安」という言葉にも弱い。
というわけで場所を教えてもらい、取材後にお店へ向かいました。
洋服屋さんですが、入り口に文具やキッチン用品などの雑貨が並んでいます。
入ってすぐに、鳥居さんおすすめの携帯用シャワーを発見。
黒いビニールバッグに水を入れて日に当てると、中の水が温められて温水シャワーになる、アウトドアで、また非常時にも役立ちそうなアイテムが、なんと600円弱。
停電が多いアフリカを旅したとき、黒いダンベルに水を貯めて日に当てて温水にしたという鳥居さんの体験談を聞いたばかりの私、当然レジへ持っていきました。
環境のため、節約のため。もちろんそれを意識するのも大切ですが、うまくいったら楽しいじゃない? という実験精神や好奇心が、何よりのモチベーションとなっているヤス子さん。
一緒に料理し、お話を伺うなかで、たくさんの刺激を受けました。
シャワーは、こんどの連休のキャンプでデビュー予定。
真夏ほどの熱は集まらないかもしれないけれど、
子どもたちと一緒に太陽パワーを実感できるといいな、と思っています。