第7回 ひとりでチョキチョキ
てんてこまい記
クウネル編集部の若年寄りこと永田です。育児休暇を経て、二児の母となって戻ってまいりました。仕事と子育てにますます追われる日々をつらつらと書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
第7回
ひとりでチョキチョキ
暑い日が続きます。美容院に行きそびれて伸びきった前髪が、さらに暑苦しさを増長させています。手先の器用な編集長は、ちょいちょいと前髪を自分でカットしてしまうそうですが、なかなか自分には真似できません。
でも、どうにもこうにも鬱陶しい。
そんなフラストレーションを解消すべく、セルフカットについて取材してきました。話を聞くよりもとりあえず手を動かしてみたほうがわかるだろう、ということで、私が実験台となり、みんなの目の前でカットすることになりました。ただでさえ自信がないのに、人に見られながらとなると、緊張は最大級。情けないことに櫛をとかす動きすら、ぎこちない。
いよいよカット。えいままよ、と刃を入れると、髪がするりと逃げてしまって、切れません。取材当日に持参したのは、子供用の散髪ばさみ。私の髪は太すぎて、切れなかったのです。というわけで、プロのはさみを借りて続行です。手に持つとひんやり冷たく、適度に重みを感じるはさみは、切るときのジャキン、という感触が気持ちよくて、病みつきになりそう。
多分みんながイライラするような手つきだったと思われますが、なんとか自力で仕上げられました。
影響を受けやすい私。まずはいいはさみを揃えることから始まるのだなあ、とあの感触を求めて、プロ用のカットばさみコーナーをチェックする日々です。