クロワッサンちゃんと役立つ実用の本おいしい健康法②魚の食べ方(マガジンハウス 編)
好評の「クロワッサンちゃんとできる実用の本」シリーズから新刊が登場です。“健康”がキーワードの昨今、真っ先に見直すべき食生活で中核をなすのが、野菜と魚。2006年に発行された同名タイトルのムックを再編集したこの本は、本誌『クロワッサン』でおなじみの先生たちによる魚の基礎知識とレシピがいっぱいです。 同じたんぱく質源でも肉より魚の方がよいとされている点がいくつかあります。全体的に低カロリーであること。青魚などの油に含まれるDHAやIPAが脳の活性化や老化防止に役立つことなどなど。でも魚の調理って面倒くさいと思っていませんか? おろし方もわからないし、切り身しか使ったことがない、なんて人も多そうです。でもおろし方なんていくつかのパターンを覚えてしまえば、どの魚でも一緒です。下処理をきちんとして臭みを抜く方法も身につけば魚料理のレパートリーも広がります。本書ではいろいろな角度から有効に魚を食べるアプローチを試みています。素材別の魚の食べ方、老化防止や疲労回復などの症状別の魚の食べ方、野口日出子さんの誌上魚料理教室、生活習慣病予防に役立つ魚の食べ方、枝元なほみさんによる魚の缶詰による本格おかず、浜内千波さんの150kcal以下の魚料理、檀晴子さんの魚を食べつくす調理法、気になる不定愁訴の症状から逆引きできる足りない栄養素の表など、まさに魚料理本の真骨頂です。「せっかく海に囲まれた日本に住んでいるんだもの、魚を調理できないでどうするの」というのは野口日出子さんの弁。その通りです。楽しく調理しておいしく食べる。からだの内も外も美しく健やかになる。この本でぜひ実践してみてください。