クロワッサン特別編集 女性目線で徹底的に考えた 防災BOOK(マガジンハウス 編)
東日本大震災からもうすぐ5年。テロの脅威や暮らしの不安は高まっていますが、防災意識は薄れつつあるというのが現状ではないでしょうか。しかし、大地震や水害などの災害は突然やってきます。
そこで2014年発行の『防災BOOK』を元に、あらためて日頃からどんな備えが必要なのかを考えました。
実際に東日本大震災を経験した澁川真希さん(防災・整理アドバイザー)と松田佳重子さん(資生堂)の対談では、震災が起きたとき、すぐに何が必要だったか、何を備えておけばよかったのか、被災生活で困難だったのはどんなことなのか、など防災の盲点を含む現実をわかりやすく紹介。
また、大きな家具や台所の刃物類や食器、パソコンなど揺れたら凶器に変わるものでいっぱいの家の中を、どのように片づけておけば安全なのかなど、きめ細やかな女性目線で防災、減災を考えます。
マニュアルではなく、日頃から「備えている」という安心感を家族にもたらし、いざというときも慌てずに行動できる、家族全員の防災意識を高めるきっかけになる1冊です。