クロワッサン特別編集 家計簿2018(マガジンハウス 編)
暮しを守り、豊かにしたい。
日々の家計を見直すことがその第一歩です。
クロワッサンの家計簿を2018年もぜひパートナーに!
クロワッサン家計簿も2018年版で刊行から7年目を迎えます。7年にわたる年月ともなると、わたしたちの家計を取り巻く経済の動きにも、さまざまな変化がありました。
2013年には安倍政権の経済政策アベノミクスが始動、景気回復ムードが高まりました。'14年には消費税率が8%となり、家計のやりくりには大きな変化の年に。'16年にはマイナス金利政策がスタート。そして'18年は、国際的な金融危機を引き起こしたリーマンショックから10年となります。
クロワッサン家計簿は記入しやすい生活費欄に加えて、覚え書きのスペースも各所に設けています。1年間の家計の記録と、社会・経済の動向を照らし合わせてみると、これまでの自分自身のお金についての意識や習慣も見えてきます。その上で先々に向けての暮らしの目標を定めてみてください。
ひとつの経済危機が過ぎても、この先またどんな状況が来るかは誰にも確かな予測はできません。そんな不確実性の高い時期だからこそ、家計を見つめることが大切です。将来の不安に惑わされず、健全な家計を維持するには、やはり家計簿が強い味方となります。
巻頭企画でアドバイスをいただいたファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんは「家計簿は、自身の日常を振り返るツール。消費とはその人自身の意識、すなわちマインドそのもの。家計簿で自分のマインドと向き合うことが家計の改善につながります」と語ります。単にお金の出入りだけでなく、使うお金、得たお金にどういう気持ちで接していたか、詳細に書き込むことができる家計簿は、まさに消費マインドまで映し出すもの。移ろいやすい景気にとらわれない、確かな将来設計への道しるべとなります。
今回、毎月のコラムでは「暮らしの道しるべ」として、節約から掃除、健康など家計と家事にわたる生活の指針を提案しました。また週ごとのコラムでは「暮らしのダイエット」として、無駄を省いて暮らしを引き締めるコツを、さらに絞り込んで集めてみました。
家計簿をつけることは、日々の小さな習慣ですが、それも積み重なると家計を守る大きな力となっていくのです。