東洋医学の柱のひとつ、鍼灸の存在・ツボが近年、高い関心を集めています。ツボ治療のグローバル化が進む中、2006年には、WHOによって、361のツボの統一基準が決まりました。全身に点在するツボは、体の不調や不快な症状を改善してくれるだけでなく、人間の体が持つ自然治癒力をよみがえらせてくれます。そして何よりうれしいのは、ツボの刺激は自分でできて気持ちがいいことです。自分で押せる全身の重要なツボ、いつでもどこでも押せる手の特効ツボ、体の活性化を促す足の裏のツボなど、ツボ押しは、日常生活で、自分ですぐに実践できるケアとしても、計り知れない効用がある、東洋の知恵です。
ツボは全身に2000以上、その中でも重要な全身のツボを、頭、顔、胸、背、腹、腕、足の部分別に大地図帖で分かりやすく表示し、押し方やその効き目を解説したクロワッサン特別編集版ツボの本は、２０００年に発行、大好評を博し、版を重ねました。その２０００年版をツボの統一基準に照らし、さらにバージョンアップして、２００７年に最新版としてリメイクした２００７年版を、より使いやすく、わかりやすくコンパクトにまとめ、ダイジェスト版として再編集しました。