クロワッサン特別編集 だしの本(マガジンハウス 編)
ふだんのおかずが、何倍もおいしくなる! だしの本です。
「だしをとる」というひと手間は、「ていねいに暮らす」というイメージがあります。
ふだんは時間や気持ちに余裕がなくてできないけれど、ほんとうは材料を吟味して
だしからちゃんととって料理が作りたい。心豊かな食事がしたいーー。
そんな願いを暮らし目線でお手伝いする本です。
素材からとっただしのうま味をしみじみ味わい、
和食の優れた力を再発見する、ときには、そんな昔ながらの奥行きのある食生活を。
だしをとった料理がおいしいこと、だしの材料が体によさそうなこと、
私たちは日々感じています。そう、だしには毎日の食卓を豊かにし、
私たちの心身を健やかに保つための優れた力が秘められているのです。
うま味、栄養、種類、歴史、製造法など、
身近過ぎてじつはよく知らなかっただし材料、
昆布・鰹節・煮干し・乾しいたけの代表4種のプロフィールを専門家に教えてもらいました。
たとえば昆布だし、「だしをとるのは大変」「手間がかかる」と、
思っていた人は、目からウロコかもしれません。
水出し法なら、水にひたして時間にまかせ、じっくりうま味を抽出するだけ。
加熱すればさらに濃い味が引き出せます。やってみたら意外に簡単なのです。
時短、インスタント、お手軽カンタンが人気の昨今ですが、
健康を支えるうま味の大切さを知って、うま味を味わうシンプルおかずを食卓へ。