クロワッサン特別編集 家計簿2015(マガジンハウス 編)
★安心して暮らせる、見通し明るい家計をめざして家計簿を。
2014年4月、消費税が5%から8%に上がりました。700円の日本茶が735円から756円に。「あら? そんなもの?」と一瞬、思いがちですが、 日々の日用品から家電など大きな買い物まで、総ざらいしたらけっこうな大幅増。家計への圧迫を実感します。
今後さらに引き上げられる可能性も大きく、比例して将来への不安も大きくなるばかりです。一方、アベノミクスで景気回復といわれつつ、実際に私たちがその回復を実感するまでにはいたっていません。先行きも不透明なままで、家計の見直しは急務。「わが家の家計の把握」という身近なところから、お金の流れを知る必要があります。
「厳しい時代を生き抜くための家計の知恵Q & A」で、ファイナンシャルプランナー北見久美子さんは、家計簿をつける意義と家計を把握することの大切さを語っています。
ざっくりとであっても、1年を通して家計簿をつけると、わが家のお金の流れがつかめます。そこから具体的な節約ポイントがわかり、次に貯蓄の目標も見えてきます。
漠然としたゴールはあっても、地図がなければたどり着くのは困難です。家計簿をつけ、家計を把握することで教育費や住宅ローン、老後の資金など、わが家の未来図がクリアになってきます。家計簿はゴールへと導く道しるべの役割を果たしてくれます。
2015年の毎月のコラムは、「前向きに暮らしを楽しむための提案」をテーマに、暮らしの楽しみが節約につながるアイディアをまとめてみました。
また、週ごとのコラムは、おもに旬の食材と健康、美容のこと、季節の行事についての豆知識を紹介しています。
人は自然に沿ったサイクルで暮らすことによって、生理的にバランスをとっています。太陽や大地、海の恵みである旬の野菜や魚は生命力が強く、栄養価も高い。旬の食材は、免疫力を高め、丈夫な体をつくります。さらに、大量に出回るので、その時期いちばんのお買い得品でもあります。健康にもお財布にもやさしい旬の味覚を、ぜひ毎日の食卓に取り入れてください。
2015年、不安を安心に変える家計で日々を大切に、心身健やかに。