マガジンワールド | カーサ ブルータス - CASA BRUTUS | 102
2008年 9月号 CONTENTS
Features
| 019 |
子供のために
建築家が教える、「環境」の授業。
SUMMER SCHOOL ON THE ENVIRONMENT |
| 024 |
1時限目
Lecture 1 by Tadao Ando
木を植える/安藤忠雄せんせい |
| 032 |
休み時間
Recess
ホッキョクグマ |
| 034 |
2時限目
Lecture 2 by Terunobu Fujimori
きれいな景色/藤森照信せんせい |
| 040 |
休み時間
Recess
ボルネオオランウータン |
| 042 |
3時限目
Lecture 3 by Toyo Ito
地球を増やす!?/伊東豊雄せんせい |
| 050 |
給食の時間
Lunch Time
匝瑳市野栄学校給食センターの地産地消メニュー |
| 052 |
休み時間
Recess
カバ |
| 054 |
4時限目
Lecture 4 by Thom Mayne
未来のカタチ/トム・メインせんせい |
| 060 |
休み時間
Recess
チーター |
| 062 |
5時限目
Lecture 5 by CAt
いろいろな流れ/小嶋一浩せんせい・赤松佳珠子せんせい |
| 068 |
宿題
Homework
ワイルドストロベリーを育てよう! |
| 071 |
学級新聞
Eco-Friendly Window on the World
世界の最新エコニュース。 |
| 081 |
遠足
School Trip
発電する新オペラハウスも完成!
宮﨑あおいさんと、ノルウェーのオスロへ。 |
| 092 |
自由研究
Research Project
エコロジーデザインの最前線では何が起こっていますか? |
| 102 |
自由研究
Research Project
ロングライフ・プロダクト・カタログ
長く使えるモノって、どんなモノ? |
| 174 |
えいご
English Summary
英語抄訳 |
| 175 |
図書室
Library
『もやしもん』に聞きました。
菌が地球を救う! ってホント? |
| 180 |
社会科見学
Field Trips
自然を大切にする家と暮らしを見てきました。 |
| 206 |
年表
Chronology
エコで見る近代建築 |
| 214 |
掃除の時間
Cleaning Up
さあ、掃除をして帰りましょう。 |
★スペシャル
| 129 |
uni book
三菱鉛筆〈uni〉50周年記念特集。
「未来は一本の鉛筆から生まれる」 |
Regulars
| 126 |
Casa Brand Archive
ファッション、食、不動産…
気になるブランドのニュース。 |
| 211 |
Next Issue
次号予告
さて、10月号からの問題です。 |
| 213 |
定期購読のご案内
定期購読者だけのオマケ。
プチ・カーサ『STORAGE』、もう読みました? |
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今、世界中が「環境ブーム」です。
地球がどんどん暑くなって、北極の氷が溶けてなくなる、海面が上昇して陸地が沈む、ホッキョクグマが絶滅する、石油はもうすぐなくなる、はたまた、世界の人口が増え過ぎて食料が足りなくなる…地球が危ない! 最近そういう話を、毎日耳にします。でも、こんな地球規模の問題、ホントに理解できてますか?「我が国のCO2排出量」とかいっても、調査・計算のやりかたで随分違うって話もあるじゃないですか。はっきり言って、複雑すぎます!
そんな、暑い夏。私たちでも理解できるように、やさしく「環境問題」について教えて欲しい! と、向学心に燃えた『カーサ ブルータス』は、日々「環境」と向き合って建物を造っている建築家の方々に、特別授業をお願いしました。条件はひとつ。子供でもわかるようにしてください! 誌上レクチャーの先生は、安藤忠雄、藤森照信、伊東豊雄などなど、世界で活躍する建築家たち。加えてカーサ恒例のトラベルガイドでは、女優・宮崎あおいさんが環境先進国ノルウェーへ。また、人気マンガ『もやしもん』を教科書に、地球環境の改善に大活躍する「菌」についても勉強します。
さあ、「環境」の夏季講習を始めましょう!
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子供って、すごい。
子供にもわかるくらいやさしく「環境」について教えて欲しい、そう思ったのですが、どうすればそんな特集が作れるのか悩みました。で、実際に子供を集めて、建築家によるワークショップを開くことにしました。建築家の話は面白いのだけれども、専門用語も多く、普通の人には理解できないかも、と心配だったので、子供たちを前に話してもらえば、自然とわかりやすくなると思ったのです。
そんなわけで伊東豊雄さんによる、ワークショップがスタート。伊東さんが用意してくれたテーマは、「人間の体に学ぶ建築を考えなさい」というものでした。
ん? これ難しくない? 集まったのは小学生の子供たちです。ほんとうに理解できるのか? という不安が目の前を覆いました。ところが子供ってすごいんです。このテーマにそって、みんな自分のアイデアを模型にしてきたのですが、これがどれも面白い! 各々のコンセプトが実にわかりやすく表現されていました。
子供って、思ったより頭いいんですね。というより、真剣に地球環境と建築のことを伝えようとする伊東さんの「言葉」は、小さな子供にも伝わる、という瞬間を目の当たりにした気がします。
特集担当 松原 亨
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7月末に訪れた京都の河井寛次郎記念館の素焼き窯。館内を一回りすると、氏の美意識の高さにあらためて感銘を受けます。
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建築・デザインは地球を救うのか?
最近、ある人気ブランドのクリエイティブディレクターにインタビューをしました。彼は、ファッション界をリードするだけでなく、建築をはじめとするデザイン全般にとても詳しい人、所謂「眼利き」です。
「建築界はエネルギー効率や環境問題を考慮することを求められていますが、それを受け入れ、その問題点をスタイリッシュな形でデザインに融合させる事が、新たなチャレンジであると思います」
建築・デザイン界を外側から見ている彼の指摘は、時代のムードを鋭く、シンプルに捉えていました。
まさに、建築、デザインの世界は、その新たなチャレンジへ一歩踏み出したばかり。この考え方は本当に正しいのか? このデザインでいいのか? さまざまな知恵を出し合いながら、模索している最中なのです。
今回は、そこへ一石を投じ、幅広い読者のみなさまに、「建築家やデザイナーが、環境について考えていること」を知ってもらうための特集です。
数十年後、私たちの暮らしはどうなるのか? どんな環境で暮らすのか? 建築やデザインが担う役割はとても大きいのです。そして、それをサポートし、次世代へ繋いでいくのは、私たち一人一人の「眼の力」。
暑い日が続きますが、私たちも、思考を巡らせ、眼の力を鍛えつつ、新しいチャレンジへと一歩を踏み出しましょう。
Casa BRUTUS編集長 亀井誠一
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