マガジンワールド | クロワッサン - CROISSANT | 778
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  • こぼれ話

No. 778 CONTENTS

こんな生活習慣で、病気にならない。
12 辰巳芳子さんの提案
春は、酢の力をかりるべき。
18 伊達友美さんの一日に密着
虚弱体質から健康体へ、
生活習慣でカラダが変わった。
22 パン・ウェイさんが、 日々の体調に合わせて、実践する養生法。
28 腸をきれいにする、酵素を野菜から摂る方法。
32 いつでもどこでも、腹式呼吸が体調を整える。
36 脳が活性化する、「歩く」すすめ。
85 不摂生な生活をしても、
カラダの声には敏感ですから。
88 シャワーよりお風呂! 健康にいい5つの理由。
90 40歳から気をつけたい、歯の最新健康法。
94 股関節のゆがみを整えて、血行のいいカラダになる。
 
50 第2特集 二人にひとりは、ガンになる時代
予防できる生活習慣がある。
70 私にとって大切なのは、「実年齢」より「肌年齢」です。
 
110 Fashion
誰にでも、いくつになっても紺の服。
 
192 「クロワッサンの店」情報
たまには気分を変えて、こんなお弁当箱はいかが?
 
5あなたに伝えたい 241 森本喜久男さん
7 辰巳芳子の「いのちの食卓」野菜に習う。新連載1
9 原由美子 おしゃれの視点 162
11 めぐりあう、日々の用品。津田晴美 107
41 美しき日本の手技 162 森井ユカ
43 手みやげをひとつ 162 篠井英介さん
156 エッセイ『ドレスよりハウス』 第6回 室井 滋
158 着物の時間 287 水森亜土さん
161 きれいの秘密 ネホリハホリ 225 山口麻子さん
163 きれいの秘密 最新情報 226
165 クロクロから、あなたへ。130
1196 巻末エッセイ『残るは食欲』 阿川佐和子 94
 
53 なんだかんだの、病気自慢 162 上野圭一
64 わたしきのうきょうあした 162 福田靖さん
68 女の新聞 日常生活の中の差別 217
133 介護 249
134 著者インタビュー
138 最近、感動した映画見ましたか 162 淀川美代子
139 最近、心震える音楽聴きましたか 162 高橋健太郎
140 読者の手紙から
142 クロワッサン倶楽部
143 展覧会へようこそ 162 奥田瑛二さん
148 次号予告 779号の特集 
なるほど、おいしい簡単料理。
189 バックナンバーのご案内
191 クロワッサン定期購読のお知らせ
編集部こぼれ話

ガス台の上に、冷蔵庫の引き出し

今号から、料理研究家・辰巳芳子さんの新連載がスタートします。すべての料理は野菜に始まり、野菜に終わるという辰巳さんのメッセージから、テーマは「野菜に習う」。野菜から教えられる料理の心を伝えます。第1回は筍。ようやく訪れた春の味覚です。

その筍を、一から茹でる人が少なくなってきたためか、あまりにも手順に誤解が多いと辰巳さんは嘆く。が、嘆いていても仕方がない。一人でも多く、自らの手で茹でてみてほしい。いつもの筍と、味が違うはずです。

さて、茹で方は本誌を見ていただくとして、辰巳さんのやり方はダイナミックで驚きます。

大ぶりの筍、6〜7本は一度に茹でられる容器を使うのである。よくよく見れば、それは昔々の冷蔵庫の引き出し! たぶん、野菜室だった引き出し。今どきのプラスチック製ではない。重たい琺瑯(ほうろう)びきの、立派な引き出しを、ガス台2つに渡らせてのせ、火を使うのです。

一体、誰が冷蔵庫の引き出しで、煮炊きをしてみようと思うでしょう。
発想が柔軟なのですね。

辰巳さんが料理をする姿を見ていますと、ときおり科学の実験のように感じることがあります。材料の刻み方を計算し、火の加減に心を配る。少しずつ味を引き出し、慎重に味みをしつつ仕上げてゆく……。一つの目的を達成するために、工夫を重ねることが面白くて仕方がない。そんなふうに見えるのです。

かつて、理想の生ハムを作るために、何百本もの、巨大な豚のもも肉と格闘していた辰巳さんの姿を思い出します。

料理を通して培った洞察力は、随筆家としていかんなく発揮されていらっしゃいますが、もし辰巳さんが科学者であっても、きっと成功していたに違いありません。取材の日、辰巳さんの手元を追いながら、そんなことを考えていました。


(編集部・K)

 

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