クロワッサン - CROISSANT | 803

マガジンワールド|株式会社マガジンハウス
 

No. 803 CONTENTS

12 京都の手仕事を訪ねて。
13 ユキ・パリスさんの良質なもの案内。
16 定評がある道具には、
使いやすい理由がある。
22 村田森さんの工房を訪ねて
使うほどに愛着が湧く、器の秘密。
26 作りのよさが今も伝わる、着物まわりの小物。
30 朝・昼・晩ごはんと、甘いもの
京都の味を堪能できる店。
38 注文して持ち帰る、ちょっと贅沢な味。
65 京都のセンスに触れる手仕事のセレクトショップ
70 この時季だけの味、いかがですか。
74 評判の美味しいものは、デパートで買い揃える。
 
46 8人の私的京都案内
私がいつも訪れるところ、魅せられたモノ
54 京都に詳しくなる、街歩き便利マップ
 
77 二人で愉しむ上質な暮らし
環境に配慮しながら、ゆとり時間も生まれる洗濯機。
93 13年間も愛されつづける、誘導美容液の秘密とは。
 
82 Fashion
季節の変わりめに着る、クラシックな服。
 
132 「クロワッサンの店」情報
ふんわりと心地いい、上質なコットンウエア
 
7 「いのちの食卓」野菜に習う。辰巳芳子 26
9 原由美子 おしゃれの視点 187
11 めぐりあう、日々の用品。津田晴美 132
41 美しき日本の手技 187 笈入建志
43 手みやげをひとつ 187 中井美穂さん
88 ジェーン・バーキン物語 村上香住子 8
114 エッセイ『ドレスよりハウス』 室井 滋 31
116 着物の時間 312 村治佳織さん
119 きれいの秘密 ネホリハホリ 263 長網志津子さん
121 きれいの秘密 倉田真由美の「最新私的コスメ図鑑」 16
123 クロクロから、あなたへ。155
136 巻末エッセイ『残るは食欲』 阿川佐和子 119
 
45 なんだかんだの、病気自慢 187 永井愛
56 わたしきのうきょうあした 187 周防正行さん、草刈民代さん
60 女の新聞 日常生活の中の差別 242
97 介護 274
98 著者インタビュー
102 最近、感動した映画見ましたか 187 福原義春
103 最近、心震える音楽聴きましたか 187 ももせいづみ
104 読者の手紙から
106 クロワッサン倶楽部
107 展覧会へようこそ 187 隈研吾さん
108 次号予告 804号の特集 
40代からの自分美容。
129 バックナンバーのご案内
131 クロワッサン定期購読のお知らせ

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編集部こぼれ話

写真上:八木聖二さん。手仕事で生み出した商品、ひとつひとつに愛着がある。
写真下:素材はブリキ、銅、真鍮の3種。缶の色で中味を区別できる。

京都の老舗のチャレンジ精神に感動。

茶筒の名店、開化堂を訪ねました。昨年、京阪五条駅近くにオープンした直営店は、京町家のイメージでデザインされた、モダンな店舗です。整然とディスプレイされた店内には、創業以来作り続けるベーシックな茶筒とともに、新しい発想で作られた商品が並んでいました。
スタッキングできるように設計された、容量60gの小さな缶「だんだん」。毎日、同じお茶をたくさん飲むのではなく、いろいろな種類のお茶をそのときどきで楽しみたい。そんな現代生活に合わせて考案された商品です。 計量スプーンも収納できる「珈琲缶」。長さ30cmの「パスタ缶」には、パスタメジャー付きと、気が利いています。
店舗のイメージ戦略や新商品の開発をまかされているのが6代目を継ぐ八木隆裕さんです。5代目の当主・八木聖二さんのもとで10年間技術を磨き、いまや父とともに開化堂の両輪に。開化堂の商品は、今年、国際的なインテリアの見本市ミラノサローネにも出品されますが、これも隆裕さんによる新しい取り組みのひとつです。
「開化堂の屋号は、”文明開化”の開化です。イギリス製のブリキで、いままでにない斬新なものを作ろうと考えた創業者のように、新しいものを生み出すのが、うちの精神なんです」と5代目の八木聖二さん。
「息子の世代は、新しいことにどんどん挑戦して、でも最後には、親父たちと同じことを受け継いできましたと言えるのが、理想なんじゃないですかね」(聖二さん)
先代から受け継いだ技術に、当主がさらに磨きをかけ、次の代にバトンタッチしていく。
   道具の必要性は時代とともに変わります。昔ながらのものを、昔ながらのやりかたで作るだけでなく、時代にあった新しい工夫を常に怠らない。そんな物作りの姿勢こそが、老舗の実力の源であることを、あらためて実感させられました。

(編集H.Y)


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