ポパイ - POPEYE | 787

マガジンワールド|株式会社マガジンハウス
 

2012 NOVEMBER CONTENTS

 

 

  特集
Mr.Standard
シティボーイの定番&新定番
024 Mr. Standard
038 マイ・スタンダード
044 10年使い続けたものと、これから10年使っていくもの。 This is My Standard of Past and Next 10 years
  THE STANDARD OF CITY BOY
050 MILITARY 
U.S.NAVYのPコートが断然、面白い。
052 OUTDOOR EQUIPMENT 
部屋に持ち込んでもカッコいいアウトドア道具。
054 SUITS 
シティボーイよ、もっとスーツを楽しもう。
055 URBAN OUTDOOR
アーバン・アウトドア・スタイルはもはや街着の定番。
056 U-30
30歳までに揃えたいワードローブのABC。
058 LEATHER SHOES
“革靴ベスト9”はまさにドリームチームだ。
059 SNEAKER
マスターピースを実在のプレーヤーに重ねた“FCスタンダード”。
060 THINGS IN THE HALLWAY
玄関に置くものは国別に揃えて飾ろう。
062 GRAY AND NAVY
“大人になりかけの少年”に似合う、グレーとネイビー。
064 DAILY NECESSITIES
平林奈緒美が考える、男の日用品のABC。
068 PARTIALLY ’90s
“スタイル”を教えてくれた’90年代のスタンダード。
070 BAG
同じバッグばかり揃えたっていい、好きな形と素材をとことん追いかけよう。
072 SCANDINAVIA
北欧の生活に密着した“モノ”で表せないスタンダード。
097 New Brit Standard of Craftsmanship S.E.H KELLY 英国クラフトマンシップの新たな担い手〈S.E.H KELLY〉ってどんなブランド?
102 DESIGNERS STANDARD THOM BROWNE、UMIT BENAN、SCOTT STERNBERG
114 CITY BOYならこうするね。 ファッション編(山本康一郎)、ライフスタイル編(Bose×せきしろ)
074 クラシック 東京 HERMÉS 2012-13 A/W
087 Kim Jones Meets Antonio Lopez New Standard of LOUIS VUITTON
 
015 POP×EYE
167 popeye notes SPECIAL
 

POPEYE JOURNAL

171 星野源の12人の恐ろしい日本人 ゲスト・みうらじゅん
173 坂口恭平の服飾考現学 ズームイン服!  特別講師 水道橋博士
174 本と映画のはなし。 PUNPEE
175 音楽のこと。 井出恭子(YAECA)
176 It’s a Small & Wonderful World
田原総一朗、やけのはら、永井祐介、雨宮まみ、山本康一郎、バカリズム
178 HOW TO BE A MAN
グレン・オブライエン 著 江口研一 訳
180 Popeye Forum
182 フード/かせきさいだぁ マンガ/しまおまほ
183 ゲーム/ピエール瀧 道具/小林和人
184 僕の好きな車 横山 剣
185 ブロンソンに聞け RETURNS みうらじゅん+田口トモロヲ
186 My Archive 中村ヒロキ
187 GELCHOPのレッツD.I.Y.
188 HOME TRAINEE
190 ボクと先輩 平野太呂
192 この店、あの場所 松浦弥太郎
194 日々の事 ピーター・サザーランド
196 TO DO LIST
198 HELLO My Name is...
206 BOOKMENのスタイルカウンシル 草野 象 / 次号予告
※リリー・フランキーの珍道中絵日記は筆者都合により休載させていただきます。

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From Editors 1

スタンダードは1日にしてならず。

今回、多くの方に取材をしましたが、特にじっくりと話を聞いたのが、スタイリストの山本康一郎さんと白山春久さん。康一郎さんは「お悩み相談」形式で、「パンツのロールアップの回数」「白いスニーカーの"味"と"汚れ"の境界線」など、シティボーイの着こなしにまつまる様々なスタンダードを教えてくれました。白山さんは、<ブルックス ブラザーズ>バルカラーコート、<シュプリーム>スウェットフーディ、<ティファニー>マネークリップなどなど、「究極のシティボーイのスタンダード」というべき36アイテムを厳選。

ともに、熟考を重ねて、「答え」を出してもらったのですが、話の中でのそれぞれの「スタンダード観」が印象に残っています。康一郎さんは「スタンダードがあると洋服のチョイスにかける時間が少なくてすみ、それだけ他のことに意識を向けられる。ファッションに縛られなくなるんだ」といい、白山さんは「スタンダードとは、長い時間をかけて仕事やライフスタイルから自分自身で見つけるもの」と語る。対照的な言葉のようですが、「スタンダード」はモノ単体ではなく、その人の考え方や行動と共に存在するという意味では共通するように思えるのです。

つまり、スタンダードとは「瞬間」に揃うものではなく、積み重ねられていくもの。今号には、年齢も職業も多様なシティボーイのみなさんが時間をかけて手にした「スタンダード」がずらり並んでいます。今のあなたに寄り添うスタンダード(候補)を、ぜひ見つけてください!

 

山口淳(本誌担当編集)

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From Editors 2

スタンダードってすごい。
いろいろ教えてくれます。

私服で通う高校に入学した16歳の春。「こいつは墓まではいていく」と決心し、リジッドのLevi's501XXを買いました。そして気付けば三十路に突入。思い返すといろいろあったなぁ。裏原のストリートスタイルをかじった10代後半、古着を漁ってアメカジに傾倒した大学時代、ボロ衣しか着なかったバックパッカーの頃、人力車を引いていた1年くらいは"下町の粋な男"を意識して鯉口シャツを着てみたり。POPEYEの編集者になってからも、プレッピーになって、メゾンと東京ブランドをミックスしてきて、今はいわゆる"老舗"のものを試している。正直「途中で飽きちゃうかも」という不安もありましたが、この501XXは嬉しいことにずっと気に入って着続けられています。

いったい「スタンダード」なアイテムって何なのか。この特集では本当に多くの方に"定番"について語ってもらいましたが、どれもとってもパーソナル。「自分の趣向とか暮らし方に合うんだよね」という話ばかりです。それは、体の形や部位の色、動作との相性といったフィジカルな部分にも及んでいます。

そして面白いのは「自分自身のことを知っていて、それに合うモノを選んでいる」という人もいれば、「そのモノを使い続けることができたから、自分が良いと思えることに気付いた」という人もいるということ。つまりこの号は、自分のライフスタイルに合わせて「確信」をもってアイテムを見つけることもできれば、逆に「予感」がするアイテムを選んで使ってみて、自分らしいライフスタイルを見つけることもできる。そんな可能性を秘めていると思うのです。  

僕にとっての501XXは後者でした。どうやらデニムが好きだし、インディゴが好きだし、ネイビーが好きなようです。みなさんにも、この号で自分のスタンダードを見つけてもらえると嬉しいです。

 

榎本健太(本誌担当編集)

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