YUCARI vol.20 日本花紀行(マガジンハウス 編)
四季の巡りとともに咲き誇るさまざまな日本の花。古来より人々に愛され、暮らしに彩りを添えてきました。冠婚葬祭をはじめ、各年中行事や祭事には欠かせません。贈り物として人を喜ばせてもくれます。文学や絵画、音楽など芸術のモチーフ、生け花のように花が主役となった文化も生まれ発達しました。
花が暮らしの中に入り込めば、品種改良など生産や流通・管理の技術革進も行われました。花を利用した町興し、各地に花の名所と呼ばれる観光スポットもできました。
私たちの五感を魅了する美しさや香りに加え、1輪の花から発せられる生命力そのものの輝きが人のこころを捉えるのではないでしょうか。春を待ち、夏を楽しみ、秋に寄り添い、冬を慈しみ、私たちが自然の一部であることを思いださせてくれる花。
『YUCARI』、今回の特集は「日本花紀行」です。
<特集内容>
・いのちはなさく。 写真家・山口高志の世界。
・和の心を花で届ける。
周りと調和する美しさをもつ「和バラ」/
茶の湯に求められる季節を表現する「茶花」/
「和バラ」と「茶花」の日々のアレンジ
・古典文学の中の花。 日本人は花に何を見てきたか?
万葉集/古今和歌集・新古今和歌集/源氏物語/枕草子/徒然草
・一度は行ってみたい! 花の名所。
伝統の花名所Best8/絶景の花名所Best17
・日本美術に見る美しき花々。
・贈る人から、贈られる人へ。人と人をつなぐ花屋さんの仕事。
・花の恵み、暮らしに役立つ花。
生命力まるごと花を食べる/美と健康に役立つ和ハーブ
・記念切手で見るふるさとの花。
・Japanese Flower Story
①日本の花・園芸の歴史/②花はなぜ「美しい」のか?