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プラスワン講座 第5回『東洋医学から考える美容と健康』報告レポート

【クロワッサン倶楽部会員限定】 クロワッサン学園 プラスワン講座
第5回
冬のキレイと元気を手に入れるセミナー
東洋医学から考える美容と健康。

 
5回目のプラスワン講座は12月25日に開催。年の瀬でしたが、学ぶことに熱心な読者の方々が多数出席してくれました。

テーマは「東洋医学から考える美容と健康法」。自分の体の性質(タイプ)を知り、弱点を改善するための生活方法と食について、薬日本堂株式会社の薬剤師・斎藤友香理さんからアドバイスを受けました。今回紹介されたタイプの分類は、「木」「火」「土」「金」「水」の5タイプ。五行の考えに基づいており、同じ人でも季節によってタイプが変わったりもするし、いくつかのタイプにあてはまる人もいるそうです。

たとえば「水」タイプは、足腰のだるさや腰痛を感じやすく、腎臓系・婦人科系が弱く、むくみやたるみ、髪のパサつきや白髪、シミなどが気になる人。冬に多くなり、また、年齢を重ねた女性にも多くなるこのタイプには、足腰など下半身を鍛え、食としては、黒いもの(黒ゴマや小豆、海藻類)を取り入れることがおすすめ。斉藤さんもアンチエイジングのために家では黒米を食べることにしているとか。

「体を温めることも大切です。温めるには、全身を温める方法と末端を温める方法がありますが、もしも末端をということなら、首の後ろと腰と足首の3点を。これらのくびれている箇所は血管が集中しているので、ここが冷えると全身が冷えてしまうんです。ドライヤーをあてるだけでも血流がよくなり、全身にもきいてきますよ」(斎藤さん)

温める食として手軽なのはシナモン。「冬は、紅茶にシナモンと黒糖を入れてみてください」

「漢方を特別なものと考えている人もいると思いますが、煎じて飲むあの独特な香りの薬だけが漢方ではなく、身の回りにある食や考え方そのものが漢方。体に不調を感じたとき、それを体内バランスの乱れと考えて、乱れを整えるために取り入れる考え方です。実は、漢方薬局での相談で多いのがダイエット。そして、冷え、疲れ、肌荒れ、肩凝りと続きます。病名はつかないけれど、不快で不調でつらい。漢方はこれを立て直すのが得意なので、みなさんもご利用くださいね」

講座の後半では、冬の肌トラブル解消におすすめのハトムギパックを参加者みんなで手作り。ハトムギ(水をめぐらせて肌をなめらかに)を精製水で溶き、ヨーグルトかはちみつを加えたパックで、週に1回くらい、入浴時に顔に塗布し、3~5分後にぬるま湯で洗い流して使う。お悩み別に和漢植物美容液も。たるみが気になるならニンジンエキス、かさつきにはトウキエキスといった具合に選んで1~3滴プラスし、いつものスキンケアのグレードアップもできる。

「ちなみに、洗顔の際は、泡を1回めは上から下に。というのも毛穴は下向きにあいているのでそこに入らないように。で、そのあとは、下から上へ円をかくようにくるくると、と覚えておいてください」

この冬は、体を温めて週1回のハトムギパックを。風邪などをひかずに肌も体も元気で乗り越えたいものですね。

齋藤 友香理さん
薬日本堂漢方スクール 講師・薬剤師

【講師プロフィール】

1969年北海道生まれ。東京理科大学薬学部卒業後、薬日本堂入社。10年以上臨床を経験し、平成20年4月までニホンドウ漢方ブティック青山で店長を務めた。多くの女性と悩みを共有した実績を持つ。講師となった現在、薬日本堂漢方スクールで教壇に立つかたわら社員教育にも携わり、「養生を指導できる人材」を育成。分かりやすい解説と気さくな人柄で、幅広い年齢層から支持されている。
 
五香茶(3g×10袋 840円(税込)) シナモンや生姜など5つの香りが温かく広がる紅茶ベースの健康茶。サンザシスティックを添えて。
五香茶(3g×10袋 840円(税込))
シナモンや生姜など5つの香りが温かく広がる紅茶ベースの健康茶。サンザシスティックを添えて。
お土産の「屠蘇散」。和漢植物が詰まったもので、大晦日の夜にお酒に入れ一晩つけて、元旦の朝、お屠蘇として飲むもの。胃腸薬としても有効とか。参加者のみなさん、飲んでみましたか?
お土産の「屠蘇散」。和漢植物が詰まったもので、大晦日の夜にお酒に入れ一晩つけて、元旦の朝、お屠蘇として飲むもの。胃腸薬としても有効とか。参加者のみなさん、飲んでみましたか?


【クロワッサン学園 プラスワン講座とは】
年に1、2回行われる「クロワッサン学園」とは別に、クロワッサン倶楽部の会員のみなさまを集めて、月1回程度、都内のカルチャースクールなどで小規模の講演会や講習を行います。
イベントの参加者募集は倶楽部会員の限定メルマガから行っております。
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