Hanako K-Diary韓国HIPHOP界の熱気をライブで再現。Block B、東京国際フォーラム2daysを開催
日本では2015年1月にメジャーデビューし、活発な活動をしている彼らが5月9日、10日に東京国際フォーラム ホールAで来日公演「Block B LIVE 2016‘BLOCK BUSTER IN JAPAN’」を開催した。本公演は、今年4月にソウルで行われた同名公演の日本公演。セットリストは、日本語曲があるものは代替しつつも、ほぼ韓国公演に準じており、本国での勢いをがっつりと感じさせてくれるライブとなった。
桜が散る映像をバックに、別れを迎えた男の揺れ動く心をしっとりと歌ったネオソウル系の『数年後に~A few years later』からスタート。2曲目からはギアチェンジをし、『NICE DAY』『HER(Japanese Version)』、『Very Good (Japanese Version)』といった、踊らずにはいられないゴキゲンナンバーを連打。『Be the Light』『Did You or Did You Not』では、美メロでうっとりさせたかと思えば、MCを挟んで披露した『ロマンチックに』は、ジャズ・アレンジをプラス。
自由奔放なエンターテイナーとして高い評価を獲得し、日本でのキャッチコピーも愛嬌たっぷりな“WARUGAKI“だったりするBlock B。だが、ライブを見るとそれはあくまで彼らの一面であり、広い音楽的キャパシティーを持つ、一級のアーティストであることを改めて確認できる。
パフォーマンスではガンガンに攻めの姿勢の7人だが、MCでは一転。日本語が得意なユグォンを中心に、メンバーのパクキョンを「キョンちゃん♪」、ピオを「末っ子ピオちん♡」と呼び合うなど、ワチャワチャとトークを弾ませる様子は、まるで男子校のノリ。パフォーマンス中とのギャップもたまらない。
イケメン担当が美女変身!? ソロステージで個性爆発
今やソロ、そしてプロデューサーとして本国ではカリスマ的な人気を得ているジコは、アーバンR&Bのソロ曲『君は僕 僕は君』を、オシャレな雰囲気たっぷりに披露。それにしても、長い手足をゆらりと動かすだけでも絵になるジコ。女性芸能人からモテモテという逸話もうなずける。
ビボム、ユグォン、ピオで構成されたユニット、BASTARZは『Charlie Chaplin』、『NOBODY BUT YOU』『Sue Me』『品行ZERO(Japanese Version)』を披露。「アルバム全曲を披露したくて、たくさん練習しました」(ビボム)と語るだけあり、単独ライブのような盛り上がりを見せた。テイルはf(x)のルナがオリジナルを歌っていたバラード『愛だった』を、ファルセットを駆使して完璧に歌い上げた。
新曲『TOY』を初披露。夏の単独公演の発表も
会場ステージやセットそのものはごくシンプルだったが、楽しい余韻がたっぷり残る公演になったのは、「観客を楽しませたい!」という、常に前のめりな姿勢のパフォーマンス力があったからこそ。Block Bをライブで見ると、間違いなく虜になる。
MCで「これからの日本活動を期待してください!」(ジコ)と語っていたように、6月15日に日本第4弾シングル『Toy』が発売され、7月27日からは全国3都市を巡るツアー『Block B 2016 LIVE TOUR~SHOWDOWN ‘S’~』がスタート。さらにジコはソロとして、8月に開催される「サマーソニック2016」への出演も決定した。この夏、K-HIPHOPデビューを飾りたい方に、彼らのライブは絶対のおススメだ。