Hanako K-Diary超新星ユナクがソロアルバムを発表。「僕のリアルな恋愛観も入っています」
韓国出身の男性グループ、超新星のリーダー・ユナクさんが6月29日にニューアルバム『REAL』をリリース。髪を金髪に染め、ガラリとイメージチェンジした彼に5月下旬、東京で会ってきました。アルバムの聴きどころのほか、超新星の今後、そしてアラサー韓国男子のちょっぴり複雑な恋愛事情について語ってくれました。
2014年に発売されたファーストアルバム『STARTING OVER』から、実に2年半ぶりのソロ作品となる今回の『REAL』。選曲はもちろん、10曲中6曲の作詞を手掛けたほか、プロデュースにも携わったという力作だ。
「約1年間かけて作ったアルバムなんですが、曲に合わせて作詞をしていったら、10曲すべてが愛をテーマにした作品になりました。作詞をする上で大事にしたのが、“ホント、オマエが好きだよ”といった感じのストレートでリアル、なおかつ親近感の持てる歌詞。レコーディングの時もパソコンは使わずに、ほぼ生バンド&生歌で歌ったということもあり、アルバムタイトルを『REAL』にしました」
聞いて改めて驚くのが、ユナクさんの歌唱力と表現力。夏らしさいっぱいのタイトル曲『Come on!!!』では、“Hey girl側においで”と女ゴコロを軽快にロックオン。韓国語で“頭なでなで”を意味する『Todak Todak』では、包容力たっぷりの歌声でヒーリング。かと思えば、「部屋を真っ暗にして泣きながら歌った」という『Eternal Star~君のために~』では、圧巻の歌声を披露。一曲一曲に、ユナクさんの歌手としてのプライドと自信が感じられる作品となっている。
ところで、気になったのが歌詞の中で等身大目線で綴られている、リアルな恋愛観や恋愛体験。もしかしてすべて、ユナクさんの体験から?「自分だったらこうするな、ていうのもあれば、理想像的なものもありますね。例えば『Because of you』の歌詞のように、スクランブル交差点で花を持って女性を待つなんて無理ですよ~!」と否定する一方で、「でも、女の子にしたら一生の思い出になると思うし、自分でもやってみたいなって思う気持ちもありますね、フフ」とピュアな一面もちらり。そんな様子に、恋愛体質かと思いきや、30代になり恋の優先順位はとんと下がってしまったんだとか。
「20代の時は、超新星の活動や、MILKY WAY(超新星ファンの呼び名)が一番重要でしたね。ただ恋愛にも興味があって、ああ、恋をしたいな~って(笑)。30代になったいまも、一番は超新星というのは同じですけど、二番目は家族ですね。どんどん年を取っていくとお父さんとお母さんを見ると、いつか死んでしまうんだなぁ、大事にしないといけないなぁと思って。といいつつ、毎日ケンカしているんですけど(笑)。三番目は自分。自分の健康も大事になりました」としみじみした表情。
恋愛の優先順位が下がった理由はほかにも? と尋ねると「正直、これから付き合うとなると、結婚しなきゃいけないでしょ」と、家庭を持つことが重視される韓国男子の事情がちらり。「だから、仕事も家族も忘れてしまうくらいの運命の出会いがない限り、恋愛はしなくていいかなぁ(笑)。もし、出会わなかったら? MILKY WAYからも愛されているし、ずっと独身でもいいです!」
ライブハウスでソロコンサートを開きたい
「僕とソンジェの組み合わせは、自分も想像できなかったし、多分ファンのみなさんもなかなか想像できないと思います。でも、僕らふたりだからこそできる曲もあるし、面白いこともたくさんできると思っています。いろいろと計画が進んでいるので楽しみにしててもらいたいです」と、きっぱり。ファンはユナクさんのソロコンサートも期待しているようですが、計画は? 「やりたいですね。曲はもう30~40曲ぐらいありますし、今回のアルバムにはバンドのメンバーも参加したので、数百人規模のライブハウスで公演をしてみたいな」とウキウキな笑顔。美白男子からちょいクロ男子に変身したユナクさんの活躍、この夏も期待できそうです。
衣装協力:Patchy Cake Eater(Pretty good INC 03-3467-3516)、TOM REBL(SHIFFON 03-6666-4321)、LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU 03-3470-6760)