マガジンワールド

ニッポン美人化計画 Mission 71: ナチュラルだけど印象的。グレーやブルーの個性的な色使いも位置や組み合わせ方で、ピュアなメイクに!

BEAUTY
ナチュラルだけど印象的。
グレーやブルーの個性的な色使いも位置や組み合わせ方で、ピュアなメイクに!


 
シャツ*参考商品(ヴェトモン | オープニングセレモニー)/ネックレス ¥42,000(ウリベ | インターナショナルギャラリー ビームス)/ブラトップ*スタイリスト私物
シャツ*参考商品(ヴェトモン | オープニングセレモニー)/ネックレス ¥42,000(ウリベ | インターナショナルギャラリー ビームス)/ブラトップ*スタイリスト私物
Text: Ryoko Kobayashi

今月のミューズが生まれるまで

「プリミティブな鋭さをもった格好良い人。ピュアな原石のようないろんな可能性を感じた」と、UDAさんが今回モデルに選んだ木下さん。メイクはほぼしないという彼女に、メインで使ったのは、グレーのマスカラと、透明感のあるブルーのアイカラーをごく薄く。

「静けさのある色が、彼女の荒削りな魅力を整えて、洗練させてくれるような気がしました。どちらかというとアクティブなカラーがあてはまる彼女に、あえて反対の色を使うことで、良さが引き立つんです」(UDAさん)

リップは、ブラウン系を、指でポンポンとのせ、ナチュラルだけどモダンなバランスに。

「色をほんの少しずつ足しただけなのに変わった!」と木下さん。

「メイクで効果を出すには、色の濃さが一番ではなく、どのパーツのどの位置に入れるかなどバランスが大切。顔立ちは人それぞれなので、何度も試してベストを探っておけば、アレンジも利くようになりますよ」(UDAさん)


gz-beauty71-prof

木下実凡さん
フリーランス

2016. 2. 2 at Omotesando
Photo: UDA


 
gz-beauty71-01
gz-beauty71-02


ベースメイクは、大きなブラシで素肌全体に直接フェイスパウダーをのせ、肌に透明感を出す。そのうえで、コンシーラーで頬などの赤みを消去し、肌色をフラットにしておく。これで目元の静かな色使いがよりなじむ。目元は、上瞼のアイホールにブルーのアイシャドウ(4)を。ごく少量をブラシにとり、何度も瞼をなでるように往復させて、できるかぎり薄くつけ、透け感をつくる。下瞼の黒目の位置に、ライン状にシャイニーオレンジ(1)を入れ、潤んだような瞳に。肌になじむオレンジを使って光沢感だけを感じさせるのがポイント。マスカラは、グレー(2)。リップメイクは、ブラウン系のスティック(3)を、指先にとってポンポンと塗る。

UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当するほか、舞台のメイクプランニングも手がける。本企画ではモデルハントからディレクションまで。緻密な理論に基づく技は日々進化中。


 
gz-beauty71-03
 

1: 光沢感のある淡いオレンジ。ドローイング クレヨン #Pソフト オレンジ ¥2,800(シュウ ウエムラ)
2: さり気ない発色のグレー。デコラガール クーピー柄カラーマスカラ #ロマンスグレー ¥1,500(クレアモード)
3: 落ち着いたブラウンベージュ。ルージュドゥアルマーニ #200 ¥4,200(ジョルジオ アルマーニ ビューティ)
4: スカイブルー。ディオール ショウ モノ #240 ¥3,600(パルファン・クリスチャン・ディオール)