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ニッポン美人化計画 Mission 57: 復活の兆しのベージュリップ。シルバーのアクセントをプラスして、ボーイッシュだけど女っぽいメイクが出来上がりました!

BEAUTY
復活の兆しのベージュリップ。シルバーのアクセントをプラスして、
ボーイッシュだけど女っぽいメイクが出来上がりました!


 
シャツ ¥29,000(リカ | リカ ストゥディオズ ジャパン)/パンツ ¥36,000(シュール・バイ・ライラ)/サスペンダー*スタイリスト私物 - Text: Ryoko Kobayashi
シャツ ¥29,000(リカ | リカ ストゥディオズ ジャパン)/パンツ ¥36,000(シュール・バイ・ライラ)/サスペンダー*スタイリスト私物 – Text: Ryoko Kobayashi

今月のミューズが生まれるまで

今回、モデル探しの前からUDAさんが思い描いていた、ベリーショートに素顔のようなメイクの中性的な女性像。

「そのイメージに重なったのが近藤さん。オリジナルの洋服やアクセサリーを作っているという表現者の彼女は、何か伝えたいものがある人。そのまっすぐさからくる強さが決め手でした」(UDAさん)

頬の血色をあえて消し、まず塗ったのは、1990年代のスーパーモデルがつけていたようなベージュの口紅。

「クリーミーな質感がクラシカルで、今また顔立ちが新鮮に見える口紅。そこに自分で描いていたアイラインの目尻を延ばし、アクセントとして二重幅にシルバーを入れアンニュイな目元を強調。カッコ良くて媚びたところのない女性らしさをプラスしていきました」(UDAさん)

偶然にも、最近はベージュトーンのリップに惹かれていたという近藤さんから「こういうメイクがしたかった!」と、感想が。仕上がった途端になじんだメイクで、撮影に臨んだ。


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近藤美桜子さん
縫い子

2014.11.27 at Omotesando
Photo: UDA


 
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ベースは、コンシーラーにオイルを混ぜて保湿感を高めたもので、頬の血色を消去。ベージュのリップ(3)は、しっかり色と質感を出すために、ブラシに取って厚めに重ねる。リップラインは、唇よりも内側。眉は、まなざしをぐっと引き締める効果を狙い、眉頭より少し内側と眉の下側をペンシルとパウダーで描き足す。アイメイクは、近藤さんが「セルフメイクの定番」と語る普段から描き慣れたアイラインを生かす。リキッドアイライナー(2)で、目尻に少し角度をつけながら、1cmほど長く延ばした。ポイントのシルバー(1)は、上瞼に短めにプラス。目を開いときに見える黒目の上あたりから目尻の間の二重幅にシュッと入れた。

UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。


 
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1: クールな輝きが密に詰まったシルバー。発色も長持ち。ディオール ショウ コール ペン 039 ¥3,200*限定発売中(パルファン・クリスチャン・ディオール)
2: 極細面と2mmの太い面を使い分けられる平筆タイプ。お湯で落とせるウォータープルーフ。ハイパーシャープ ウィング ライナー 01 ¥1,300(メイベリン ニューヨーク)
3: 色も質感も、ピーナッツバターのようにこっくり。リップスティック 9304 ¥3,200*2/13限定発売(NARS JAPAN)