ニッポン美人化計画 Mission 69: メイクをした顔に違和感があるという人に、“飾らない”という発想。素顔の雰囲気のまま、新たな一面を発見!
“飾らない”という発想。素顔の雰囲気のまま、新たな一面を発見!
![デニムシャツ ¥2,052、中に着たデニムシャツ ¥3,132(共に原宿シカゴ神宮前店)/ノースリーブニットトップ ¥46,600(ジュリアン デイヴィッド | エドストローム オフィス)Text: Ryoko Kobayashi](https://img.magazineworld.jp/2016/01/gz-beauty69-main.jpg)
Text: Ryoko Kobayashi
プライベートでセルフポートレートを撮りためているという篠宮さん。
「自分の世界をもっている人特有のミステリアスなところに、ぐっと惹かれました。すっぴんでどちらかというと控えめ。だからなのか、漂ってくる色気は、女性らしさとは種類が違って、人としての艶のような色っぽさ。そこを、飾り立てるのではなく、今の気配を生かして引き立てようと」(UDAさん)
スポットを当てたのは、目元。
「陰影によってムードを与えられるのが、グラデーションという方法。初めはブラウンで考えていたけれど、もう少しヘルシーに見えるライトブルーに変えました」(UDAさん)
結果、ノンメイクに慣れている篠宮さんに、より軽やかになじんだ。
「リップメイクには、フェミニンさを抑えた赤みをプラス。グレーのネイルで、目元や唇に少しずつ足した色気をあえて差し引き、彼女らしさをキープしました」(UDAさん)
![gz-beauty69-prof](https://img.magazineworld.jp/2016/01/gz-beauty69-prof.jpg)
篠宮ゆかりさん
スタジオ勤務
2015. 11. 27 at Tamachi
Photo: UDA
![gz-beauty69-01](https://img.magazineworld.jp/2016/01/gz-beauty69-01.jpg)
![gz-beauty69-02](https://img.magazineworld.jp/2016/01/gz-beauty69-02.jpg)
篠宮さんの肌コンディションが良かったため、ベースメイク&チークはなし。代わりに化粧水を手のひらにとってなじませるのを5〜6回繰り返し、丁寧な保湿によって素肌からツヤを引き出した。アイメイクは水色の濃淡2色を使用。まず淡いカラー(3)を、目尻に広げすぎないようにしつつ、アイホールになじませる。次に濃いカラー(4)。目を開けて見える太さのアイライン感覚で、目の幅いっぱいに引く。マスカラは黒を使うが、メイク感が出ないように一度塗り。リップメイクは、温度感を足しながらもポップにならない落ち着いた赤み(1)をプラス。ネイルは、グレー(2)をひと塗り。色というよりもニュアンスを感じさせる方法で取り入れた。
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。本企画ではモデルハントからディレクションまで。緻密な理論に基づく技は日々進化中。流行だけにとらわれない色使いやオリジナルの発想が続々。
![gz-beauty69-03](https://img.magazineworld.jp/2016/01/gz-beauty69-03.jpg)
1: するっとのびて、シアーに発色。インテグレート ボリュームバームリップ #RS767 ¥1,200*編集部調べ*2/21限定発売(資生堂)
2: ツヤ発色のグレージュ。手肌の色がきれいに見える。ネイル カラー R #EX-13 ¥2,500*1/22限定発売(SUQQU)
3: 透明感の高いリキッドカラー。アクアレル アイズ #05 ¥3,000*2/18発売(エレガンス コスメティックス)
4: 柔らかく描けてシャドーとしても使えるライナー。ドローイング クレヨン #Sブルー ¥2,800(シュウ ウエムラ)