第17回 サッカーに学ぶ。
コロポックルの小屋
クウネル編集部の塚越です。人より多少サイズが小さいため、コロポックル系に属しています。目線も若干低いので、世界が広く見えて仕方ありません。ここでは、そんな重心低めな目線で見た毎日をお伝えしたいと思います。
第17回
サッカーに学ぶ。
サッカー観戦が大好物の私。
毎度いつもの指定席からは、監督や選手たちが控えるベンチが
よーく見えるのですが、ここに胸鷲掴みな場面があります。
前半30分を過ぎると、控え選手はベンチから出て、
交代に備えウォーミングアップを始めます。
交代枠はたった三人。
自分が出場できるかどうかは、わかりません。
けれど黙々と、いつ呼ばれても良いように、
走り込み、ストレッチをし、万全の準備をするのです。
文句も言わず、ふてくされもせず、
ただひたすらに汗をかく。
クールに出場機会を待っているように見えるけれど、
その一方で、俺を使え!と、
ギラギラ燃える気迫も伝わってきます。
なんちゅうかっこよさ!
なんちゅうひたむきさ!
はー。
我もこうありたいと思ってみたりします。
自分の力を最大限発揮するために、
常に、ベストの準備をしておく。
結果にこだわり、少ないチャンスをモノにして、
最高のパフォーマンスを……って、
これが無理無理、無理なんだよなあ。
夏休みの宿題も、中間テストも全部一夜漬けだったしなあ。
この原稿も締め切り過ぎてるしなあ。
我が編集部に控えベンチがあったなら、
そこからやり直したい……。
いや、さらに下部組織から出直したい、そんな夜。
何かとサッカー観戦の機会が増えるこれからの時期。
みなさまもぜひスタジアムへ行ってみてください。