マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 641

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No.641 CONTENTS

features

018 ザ・三谷幸喜アワー
三谷幸喜失踪事件!?
020 事件発覚 監督のいない完成披露試写会。
022 現場検証 三谷幸喜の書斎に潜入。
028 捜査資料 三谷幸喜の仕事を振り返る。
034 深層分析 精神科医が覗き込む三谷幸喜の深層心理。
036 聞き取り調査 
佐藤浩市、深津絵里、妻夫木聡、綾瀬はるかほか、
役者、スタッフが語る三谷幸喜。
044 ある日の記録 密着、三谷幸喜。
046 幻の企画書 名作映画の大胆不敵なリメイク案。
050 失踪の余波 相方失踪でいらつくラジオ共演者、清水ミチコ。
052 覆面座談会 常連役者が暴露する三谷幸喜の裏の顔。
054 変装癖 歴代最高指導者、大統領が登場?
056 三行広告 母が語る息子、三谷幸喜。
078 目撃証言 三谷幸喜があんなところに。
084 失踪理由推測 
椎名林檎、ケンタロウ、立川談志、敬愛する3人に三谷幸喜が悩みを告白。
092 謎の質問状
日頃から気になるあの人へ。三谷幸喜から50の質問。福山雅治、小泉今日子ほか。
098 完成披露試写会 はたして、三谷幸喜は間に合うか?
100 事件解決 糸井重里が追求する「三谷幸喜失踪」の真実。
104 おわり とびと散歩。
 

regulars

011 EYE OF THE B
「マリリン・マンソン」ほか
059 Brutus Best Bets
新製品、ニューオープン情報
120 人間関係 360
写真/篠山紀信『この関係はいつまで続くんだ?』中村獅童、岩松了
123 Steel Deep Beauty 117
SUBARU FORESTER
125 MIX & MASH
「長塚圭史」ほか
134 BRUT@STYLE 190 a potter
138 グルマン温故知新 272 kisala(キサラ)/素●齋(ソソンジェ)
140 みやげもん 046 古賀人形/次号予告
062 定期購読募集
067 BRUTUS BACK ISSUES
From Editors 1
 
「次、プーチン入ります」、嬉しそうに三谷さんが言ったのを聞いて、本当にこの企画をやって良かった、そう思いました(笑)。

失踪してくれたあなたへ。
拝啓 三谷幸喜様

 今回、『失踪事件!?』などという話を作っておきながら、ほとんど毎日のように顔をあわせていましたね、当たり前ですが。
 初めて三谷さんとお会いした時、三谷さんがウルトラマンの怪獣、キングジョーがお好きだとエッセイで読み、せっかく超合金を買っていったのに、「別にそんなに好きじゃないですが、嬉しいです」と言われ、どう受け取っていいのやら、判断に迷ったじゃないですか。それから2週間。『ザ・マジックアワー』のブログに「某雑誌の方からキングジョーを貰い、フィギュア好きでも怪獣マニアでもありませんが、嬉しかったです」そう書かれていたのを見つけ、嬉しかったんですから、私。きっと、私がブログを見るのを知っていて、書いてくださったんじゃないですか? そうですか、違いますか。でも三谷さんにはそういうとこ、ありますよね?
 ブルータスには格別時間を割いて頂きありがとうございます。でも三谷さんが歴代首相に変装したいと言い出したときは、私たちも青くなったのに気づいてましたか? 全員やるのに意味がある、そうおっしゃいましたが、今の福田総理で91代目、複数回なった人を除いても70人はゆうに超えてます。ひとりの撮影に少なく見積もって15分、70人で合計1050分、いわゆるひとつの17時間半。うちではどんなに割いても4ページですよ。それでもやるって言ってくれましたよね。最終的には歴代10人しかいない国にして頂けて、本当に良かった。
 今回は談志師匠をはじめ、椎名林檎さん、佐藤浩市さんなど、キラ星のような方々が次々と出てくれました。これだけのメンツをさらり揃える三谷幸喜は本当にすごい。福岡にご一緒させて頂いた時も、行きの新幹線で、「芸能人を探しにいきましょう」なんて突然言うものだから、笑って着いていくと、本当に見つけるじゃないですか、寝ているウド鈴木さん。さすが希代の喜劇作家。運命ごとキャスティングですか? ほかにも数々の奇跡を起こしてくれましたね。
 周りを喜ばせよう、楽しませようという気持ちが人より強く、それがご自身の作品、そして今回の特集にも表れているのではないでしょうか。え? 違いましたか。でもこれだけはご報告しておかないと。映画『ザ・マジックアワー』は最高でした。でも雑誌はそれ以上かも。敬具

●町田雄二(本誌担当編集)

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From Editors 2
福岡キャンペーン中、急遽、私の実家のお店に足を運んでくれた三谷さん。

計り知れない男、三谷幸喜の
計り知れない数々のエピソード。

 三谷幸喜という人は計り知れない。これが特集を作り終え、一編集者としての率直な感想である。以下、計り知れないなあ、と思ったこと。その、ごく一部。
・特集の提案(三谷幸喜の失踪事件で一冊作ること)を受け入れてくれたこと。
・自分の書斎(?)を初公開してくれたこと。
・リメイク作品(?)の企画を披露してくれたこと。
・よく知る人々へ、質問をたくさん考えてくれたこと。(50人という人数にこだわって、実際50人にQ&Aを敢行)
・お母さまへのインタビューを快諾してくれたこと。
・モジモジくんの格好でフジテレビ内を徘徊し、人々が通る受付で準備体操をし始めたこと。
・“覆面座談会”という企画で、率先して、自分の悪口を言いそうな人選をしてくれたこと。
・Suⅰcaを初めて使ったらしく、嬉しそうに、みんなに見せびらかしていたこと。
・移動の新幹線の中で、突然、マジックを披露してくれたこと。
・移動の新幹線の中で、突然、催眠術をかけてくれたこと。
・三谷さんの親戚が経営される福岡のお店に行き、突然、「ロマンスの神様」を熱唱したこと。
・私の父が営む福岡のお店に、突然、行ってみようと言い出してくれて、本当に訪問してくれたこと。(私事で僭越です)
 普通、これだけの人になると、出演交渉、企画交渉、取材、撮影……、さまざまなシーンで難航したり、問題が起きたり、頓挫してみたり、するものである。三谷幸喜という人の特集をつくる、と決まった時も「これは面倒かも」と思ったりしたのも事実。しかし、三谷幸喜という人は、“いい意味で”、計り知れなかった。特集をみてもらったら、わかるはず。「三谷幸喜失踪事件!?」。計り知れない三谷幸喜が出演&監修した、この一大スペクタクル。当然、特集自体も計り知れない内容になっている。ぜひお買い逃しのないよう。
 ちなみに、映画公開とブルータス発売を記念して、計り知れない三谷幸喜さんの展覧会を開催することが決定しました。
『三谷幸喜のマジックの種』展
6月13日(金)から6月25日(水)まで、渋谷パルコ part1 B1F ロゴスギャラリー
(http://www.parco-art.com)
にて。こちらも計り知れない展覧会となっています。

●伊藤総研(本誌担当編集)

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From Editor in Chief
“ブレジネフ書記長”と「ザ・三谷幸喜アワー」スタッフの貴重な記念写真。息を止めて顔面に力を集中させるため、三谷さんがブレジネフ書記長でいられる時間は数秒。旧ソ連の長でいるのは大変な仕事だと実感…するわけもなく、皆、笑った笑った。

すべての人を笑わしたい!
ブルータス初のコメディ(?)
「ザ・三谷幸喜アワー」。

 これほど発売が待ち遠しかった特集は久しぶりです。動き始めた3月はまだ半信半疑。なのに4月は怒濤、5月はもうお祭り騒ぎ。欠けたピースがみるみるうちに埋まっていき、完成。
 三谷幸喜さんに提案した特集企画は「三谷幸喜失踪事件」ですよ。忙しい人なら面倒がる企画です。もしかしたら企画の半分くらい乗ってくれるかも…、とおそるおそる投げかけた提案に、返ってきたのはその倍の企画。三谷さん、乗りすぎ(笑)。
 長い取材の間、三谷さんはいつも僕らに笑いをくれました。取材がそのまま「ザ・三谷幸喜アワー」のよう。撮影しながらスタッフがあんなに笑うのを見たのは初めてです。編集部でも笑いながら打合せです。人を笑わせる“企み”とは、こんなにオモシロイことだったんですね。
「日本中の人みんなが笑える笑いをやりたい」と特集の対談の中、三谷さんは語っています。同時に「分かってくれる人だけが分かってくれればいい。両方あるんです」とも。
 映画より1週間早く “公開”されるブルータス「ザ・三谷幸喜アワー」。この特集は果たしてどちらの笑いでしょうか?

●西田善太(ブルータス編集長)

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