マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 657
No.657 CONTENTS
features
| 028 |
私的ラジオ生活 作/山口 晃 |
| 030 |
なにしろラジオ好きなもので。
「凡ラジオ考。」 文/糸井重里 |
| 032 |
市川亀治郎さんも、ラジオ好きです。 |
| 034 |
BRUTUS RADIO SHOW! 1—20 |
| 048 |
ラジオの聴き方2009。
電波で、パソコンで、2009年のラジオの聴き方教えます! |
| 051 |
BOOK IN BOOK
What I heard. 60 Great Radio Shows Reviewed |
| 068 |
ラジオな人2009。
爆笑問題/伊集院光/大沢悠里×ジョン・カビラ |
| 076 |
ラジ・カル! |
| 080 |
しまおまほ コミュニティーFM8局巡礼。
沖縄はやっぱりラジオの理想郷です。 |
| 100 |
THE SUITS TREND 2009 S/S |
regulars
| 021 |
EYE OF THE B
「ミッキー・ローク」ほか |
| 091 |
Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報 |
| 124 |
人間関係 376
写真/篠山紀信『芸術写真』妹島和世、杉本博司 |
| 127 |
Begin Your Journey 009 コンラッド東京×JAGUAR XF |
| 129 |
MIX & MASH
「キム・ギドク」ほか |
| 138 |
BRUT@STYLE 205 neo historic |
| 142 |
グルマン温故知新 288 ビストロ マルサンヌ/トラットリア ビリキーノ |
| 144 |
みやげもん 062 福獅子/次号予告 |
| 121 |
定期購読募集 ほしよりこ特製大学ノートプレゼント |
| 123 |
BRUTUS BACK ISSUES |
いやあ、便利な世の中に。ICレコーダーでAMもFMも予約録音自由自在、PCに保存もできるとは。特集では新世代ラジオなど、ラジオそのものの紹介も、もちろんしています。
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ラジオの魅力とテレビの魅力
2009年、反比例が始まっています。
編集長「ラジオ特集、やろうと思うんだけど」
編集担当「お任せ下さい、爆笑問題や大竹まこと、大阪にも面白い番組いっぱいありますから!」
そんな訳はありません。自分自身ラジオを毎日聞いていたのは、はたしていつのこと? ジョン・カビラの『TOKIO TODAY』? 坂上みきの『FMソフィア』? なんだか懐かしい番組名しか浮かばない。エアチェック三昧だった中高校時代、番組プレゼントでビートルズのクリスマス・テープ(なんとオープンリール)が当選した夜は眠れなかったなあ。おっと、この特集はかつて家庭の娯楽の中心だったラジオ、その古き良き日のご紹介ではありません。2009年のますます元気で、ますます魅力的なラジオ番組の紹介、です。そこでラジオ予約録音機能付きのICレコーダーを駆使しては2009年のラジオ番組、片っ端から聞きました! そしてわかったことは<テレビがオトナシくなった分、ラジオはとんでもなくパワフル>であること。そして<ラジオとインターネット、その相性の良さ>です。いまや生放送ならば、番組中に数千通のメールが届き、リスナーの反応がリアルタイムに反映されます。聞き逃した番組や、これまで聴くことのできなかった他の地域の番組もポッドキャストで楽しめる。インターネットはラジオのライバルどころか、番組とリスナーの結びつきを強めてくれて、決してテレビでは実現できない世界を作り上げています。
かつてタモリ、たけし、鶴光などの番組を聞いて、笑いの世界を目指した爆笑問題、伊集院光といった芸人さん、そして福山雅治、宇多丸といたミュージシャンたちが、2009年こぞってラジオのパーソナリティを務めています。それはテレビでは実現できない<自由な世界>を、ラジオならばリスナーに届ける事ができるからです。
どうかラジカセを、もう一度取り出して! それとも特製ラジオプレゼントに応募もぜひ! 特製「ラジオ番組ガイドブック」片手に、新しい世界への入り口、開けて下さいね。
●池田彰(本誌担当編集)
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豚足の煮込みを鉄板でじっくり焼き上げる<焼きテビチ>。表面カリッ、中トロ
プリッがクセになります。

おまけに、人気の居酒屋、糸満屋の刺身盛り合わせもご紹介。魚とイカの天ぷらもボリューミーでビックリ。 |
しまおまほさんとラジオ天国・沖縄へ。
濃厚&プルプルな那覇の夜とは!?
“ラジオの今”、“ラジオの面白さ”をいろんな角度からひもとく今回の特集。緩急織りまぜた企画を波状攻撃でお送りしていますが、中でも、ホワホワなのが沖縄のコミュニティーFMをしまおまほさんに電波ジャックしてもらうページです。
BRUTUS「もしもし、雑誌の取材で番組に出させてほしいんですけどぉ」、ラジオ局「いいですよ、いつですかぁ?」、BRUTUS「へっ!? 即答…」。それは年明け早々に決行されたのでした。想像はしていましたが、お邪魔したラジオ局の方々はみんな超がつく個性派ぞろい。行けども行けども、見たことのないニュータイプが現れる状態です。しかし、濃厚なのは人だけではありませんでした。取材後に訪れた飲食店でも、すんごいものに出会ってしまったのです。それは地元の人々でにぎわう、おでん東大の<焼きテビチ>。立地といい、店構えといい、焼きテビチのプルプルさ加減といい、とにかく濃いっ。この濃厚さは実際に体験してみないとわかりません。ぜひ沖縄コミュニティーFM巡りとともに、一度お試しください。
そんでもって、今回のメルマガは特別に、ラジオ界のエロ伝道師!?、笑福亭鶴光師匠からの「From Tsuruko」付き。ずずずいっと下の方までじっくり見ておくんなはれ。
●坂本愛(本誌担当編集)
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東京ラジオ八社会に協力してもらって、ブルータスロゴ入りラジオを読者1,000名にプレゼント! アナログでアナクロなラジオですけどかわいいです。チューニングしてラジオ聴く、という昔ながらのアクション、やってみてください!
>> プレゼント応募はこちらから |
ラジオ好きな人を一人でも増やすため、
マイカルトラジオをそっと伝えます。
ラジオが好きです。ここ数年、昔より好きになりました。僕が勝手にオススメするマイカルトラジオ、小さく発表。
●【月】TBS深夜「JUNK・伊集院光の深夜の馬鹿力」。2時間フルで聴きます。声を出して笑います。
●【火】TBS深夜「JUNK・爆笑問題カーボーイ」。フリートーク中心に。人妻コーナーもおもしろい。
●【月〜金】J-WAVE11時45分「三谷幸喜・清水ミチ子のMaking Sense」15分の短い帯番組ですが、ゆるくて好き。。
●【土】NHKFM9時半「ゴンチチ快適音楽セレクション」。いい音楽と出会うセレンディピティーがある時間です。
●【土】TFM17時「サントリーサタデーウェイティングバーAVANTI」16年間、自分を育ててくれた”バー”です。
●【土】TBS21時半「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」加速度的に調子に乗ってるのがたまらない。
●【土】TOKYOFM深夜「松本人志の放送室」。放送室は3回ずつ聴きます。385回×3です。土曜日が待ち遠しい。
●【日曜】ニッポン放送16時「笑福亭鶴瓶・日曜日のそれ」。ひとり喋りの境地。フォーク中心に一曲フルにかける気概。
●【月〜金】ストリーム配信で月〜金のTBSラジオ午後枠「小西克哉のストリーム」をチェック。火曜の町山智浩、水曜の勝谷誠彦の“コラムの花道”は必聴。TBS武田記者も大好き。
……。聴きすぎですか? 聴きすぎですね、雑誌畑なのに。勝手に感じてるだけですが、雑誌と似てる気がするんですよ。距離感とか親密度とか。でもって、雑誌にはない“その場の瞬発力”がある。
ラジオは、テレビとも雑誌とも違う「時間モデル」です。スキャンできない、パラ読み立ち読みができない。スピード効率重視のイマドキ、時代からはぐれがちなメディアです。でもでも、だからこそ、聴いてる人は強いんです。誰でも検索できる情報は、話題にはできないでしょ? ラジオは声出して笑えます。ラジオはふむふむ納得できます。そしてラジオは後で人に話すネタができます。
昨日聴いたラジオの話ができる友達を一人でも増やすために、この特集作りました。
なにしろラジオ好きなもので。それ、僕のことです(涙)。
●西田善太(ブルータス編集長)
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| 【SPECIAL!!】From Radio Master Tsuruko |

憧れの鶴光師匠を前に緊張…。「○○でおまっ」「わんばんこ」を生声で聞き、感動もしきりでした。

『笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE 鶴光でおまっ!』(ビクターエンタテインメント)禁断のトークを初めて映像化した2枚組DVD。「うぐいすだにミュージックホール」の撮り下ろしPVも収録。16pのブックレット付き。2月25日発売。5,000円。

しょうふくてい・つるこ 落語家。現在もラジオパーソナリティとして、東京、名古屋、大阪の各地でレギュラーをもつ。 |
あの福山雅治さんもリスペクトする
オールナイトニッポンの神様、仏様
笑福亭鶴光師匠に会ってきました!!
今回のラジオ特集で、ラジオ好きから最も名前が挙った人、それは笑福亭鶴光師匠。太田光さんも、福山雅治さんも、市川亀治郎さんも、影響を受けたパーソナリティとして、鶴光師匠の名を挙げています。1974年〜1985年の11年9カ月に渡って、オールナイトニッポン(ANN)、それも4時間生放送を続けた師匠の業績は、ANNの歴史上、「鶴光以前」「鶴光以降」、つまり「紀元前」「紀元後」と同じ次元で語られています。そんな偉大なる鶴光師匠にとってラジオとは?
BRUTUS(以下BU):福山さんをはじめ、ラジオ特集に出ていただいた多くの人が師匠の番組を愛聴していたとか。
鶴光:当時はラジオ全盛期やったからね。本を出したらベストセラー、歌を出したら大ヒット。それと、みなさん、感受性の強い時期に聴いてくれてたからとちゃう? 言うなれば、真っ白な海綿状態。そこに俺が真っ黒な墨を吐くから、まともに受け入れてくれた(笑)。関西弁というのもよかったんやろね。正確に言うと、俺がつくった鶴光的関西弁。「○○でおまっ」とか「どないだ」なんて言葉ないんやから(笑)
BU:エロトーク全開のキャラはご自身で考えられたのですか?
鶴光:ANNの1回目の放送後、ニッポン放送の元社長・亀渕昭信さんに「お前の番組はセックスアピールが足りん!」と言われてね。「これはお色気路線に行け」ということやな、と勝手に勘違いして、ここまでやって来ました(笑)。
BU:お色気話には、かなりの話術が必要ですよね。
鶴光:不快感を与えるか、笑わせるかは紙一重。噺家でも艶笑噺は年がいってからでないとあかんいうしね。若い子がやると、いやらしくなる。でもね、男がしゃべるエロ話なんてたわいないもんよ。すべてをわかってる女性というお釈迦さんの指の間でうろうろしているだけ(笑)。
BU:深夜帯とお昼の番組では、トークを変えるんですか?
鶴光:怒られるから、お昼は多少自重するけど、本質は同じ。すべて最終的には下ネタ。すべての道はエロに通ず(笑)。
BU:ローマじゃなくエロですか…。
鶴光:エロは想像の世界。たとえば、ここにお茶があるやろ。それだけで「入れる」「濡れる」「あふれる」、そして「熱くなってきた」という言葉が浮かんでくる。ただのお茶やのに、ものすごいエロ(笑)。
BU:確かに、見事なエロ全開です。
鶴光:エロが人を傷つけることはあまりあらへんからね。そして、人間は誰しもがエロの専門家(笑)。すべての道はエロに通ず。そして、俺は今日も鶴光でおまっ!(笑)。
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