マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 668
  • 目次 & SPECIAL
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No.668 CONTENTS

features

014 日本再発見の旅と本。
016 富士山/富士吉田・忍野
なぜ、富士山はニッポンの「文化遺産」なのか?
024 古道/吉野・天川・十津川
奈良最深部、大峯奥駈道。生きている信仰に出会う旅。
030 郷土芸能/遠野・金ケ崎
土地の人々が守り継ぐ、岩手に根を張る舞とリズム。
036 島文化/対馬・佐渡
海を越えて出会った、いくつもの文化。
070 里山/姫島・別府・豊後高田
何気ない風景に溶け込む至福。大分・里山ホッピングの旅へ。
076 夏祭り/徳島
踊り踊って400年。日本が誇る超弩級ダンスフェス、阿波踊り。
超地産地消1~4
042 日出町の城下カレイ
059 象潟の岩牡蠣
082 松阪の松阪牛ホルモン
099 北中城のイラブー汁
043 特別付録1
日本を再発見した24人58冊。
岡本太郎/司馬遼太郎/赤瀬川原平/土門 拳/今 和次郎/都築響一/吉田健一/みうらじゅん/野田知佑/池澤夏樹/ブルーノ・タウト/イザベラ・バード/下道基行/小泉八雲/小泉武夫/網野善彦/星野之宣/鈴木理策/太田和彦/アレックス・カー/柳 宗悦/藤森照信/中沢新一/宮本常一
083 特別付録2
日本再発見地図帳
キャラ立ち祭り/縁結び神社お守り/絶景展望台/プレミアム朝市/世界一・イン・ニッポン/インパクト岩/みやげもん動物編/百選あれこれ
 

regulars

007 Et tu, Brute?  「ミッキー・ローク」ほか
105 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報
118

人間関係 387

写真/篠山紀信『ジェットストリーム』大沢たかお、北乃きい

121 Begin Your Journey 020 バビントン・ハウス×BENTLEY GTC Speed
123 MIX & MASH
「渡辺大知」ほか
132 BRUT@STYLE 215 Harbor Lights
136 グルマン温故知新 299 農家の台所 新宿3丁目店/Cafe般若
138 みやげもん  073 折紙神像/次号予告
113 定期購読募集
117 BRUTUS BACK ISSUES
 
【SPECIAL CONTENTS】
日本再発見地図帳ダイジェスト。
地図帳って、いくら眺めても飽きないですよね。見れば見るほど、見慣れた日本列島の中にまだまだ知らない出逢いや驚きを探したくなってしまいます。本誌ではブックインブックとして展開の「日本再発見地図帳」。7ジャンル、110ヶ所のデスティネーションを紹介しています。今回は、その中から4つの「日本再発見」をご紹介。日本の奥深さに、ちょっとだけ触れてみてください。(それぞれの県をクリックしてください)
From Editors 1

「鹿踊り」の揃った切れのある動きにぐいぐい引き込まれていく。『スリラー』のPVを初めて見たときに似た感動でした。詳細は本誌p30〜で。


岩手の郷土芸能「鹿踊り」の出だしは
ドライなジャズに似ていると
岡本太郎は発見しましたが…。

「あの岡本太郎が縄文土器を発見した」「どこで?」「東京国立博物館で」という笑い話のような話をかつて聞いて、面白い人だなぁ、と思った記憶があります。のちにそれは「縄文土器の日本の始源的な芸術性を発見した」という真面目な意味であることを知りました。太郎はその世紀の「発見」後、『日本再発見』(1958年)という名著へと展開していったのです。

今回この「日本再発見」というテーマを拝借し一冊の特集をつくりました。きっかけは、太郎が撮影した岩手県の郷土芸能「鹿踊り」の写真です。この躍動感あふれる写真を『岡本太郎の東北』という本で見て、「鹿踊り」を実際にこの目で見てみたい、取材してみたいという欲望に駆られたからです。『日本再発見』の中で太郎は「鹿踊り」が始まったとたん「すくい上げられるような歓びを感じた。ドライなジャズの出だしとちょっと似ている。だがはるかに神秘的だ」と述べています。自分もそれを感じたい、再発見したいと。

で、実際に「鹿踊り」を目にすると、集団での踊りの強烈なインパクトは想像以上。そしてドライなジャズというより、ダンスPV(プロモーションビデオ)の金字塔、マイケル・ジャクソンの『スリラー』に通じるものを感じました。ささやかな個人的「発見」です。はるかに神秘的であったことは言うまでもありませんが。

 

●芝崎信明(本誌担当編集)

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From Editors 2
 
写真家・平野太呂、天念寺無明橋(本誌p73参照)を渡る。動画だと両側の断崖絶壁具合がわかるはず。この橋、嘘付きが渡ると崩れるとか。

「日本再発見」特別編。
国東半島・豊後高田
仁王ウォッチングのススメ。

大分・国東半島は石仏文化の宝庫。8mの高さに聳える熊野磨崖仏を始め、奈良にもひけをとらない石仏たちが静かに、かつ、わんさかと眠る穴場スポット。平安時代からの歴史を数える石仏たちを眺めながら悠久の時を噛み締める…。そんな最中、私たち取材班は全く別の石仏文化を「再発見」してしまいました。

それは「仁王さん」。親しみを込めて「さん」づけしたいほど、キュートでキッチュな仁王さんたちが多いんです。豊後高田市観光協会の方に言わせれば、主に江戸時代に創られた仁王さんはココでは「新参者」。当時、この辺り一帯で爆発的に起こった仁王ブーム。結果、それぞれの石工たちが競うように彫りまくり、クリエイティビティがバクハツした仁王さんたちがそんじょそこらに出没しました。ケータイで話してるような仁王さん、宇宙人みたいな眼をした仁王さん、出っ歯の仁王さんに超短足の仁王さん…、今でも137体の石像仁王が確認されているほど。決して名前が後世に残るような人々の作品ではないけれど、だからこそ、その超個性的な佇まいがかなりヤミツキになってしまうのです。

もし、この特集を見て豊後高田に行かれる方がいらっしゃったら、ぜひ仁王さんにも逢ってみてくださいね。けっこう何処にでもいますので…。ちなみに私のオススメ仁王さんは、本誌74ページ右下に出てくる4人。右から、日枝神社の「阿」、猛島社の「阿」、応暦寺の「吽」、龍雲寺の「阿」です。まだまだナイスキャラ揃いですよ!

 

●田島 朗(本誌担当編集)

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From Editor in Chief

奈良駅で「まんとくん」に会いました。ちょうど1才の誕生日週だそうで、「せんとくん」に負けないよう、暑い中、笑顔をふりまいてました。朱雀門の帽子に電動ファンがついてました。暑いんだろうなぁ、中身。

ゆるりゆるりと日本好きに。
日本を発見してばかりのこの頃です。

小学校を2回転校した、転勤族の家で育った割に、日本の地理にめっぽう弱いのはなぜでしょう。「世界史選択なので」「海外が長いので(大ウソ)」という言い訳もとうに効力を失なったので、ここ数年、あらためて日本を巡る旅に出ることが多くなりました。僕の場合、再発見というより、新発見ばかりなので、幾分おトクです。

ついこの間、大阪に行きがてら、「阿修羅のいない奈良ツアー」を組んでみました。阿修羅像は東京に出張中でしたが、
興福寺→東大寺→若草山→唐招提寺→薬師寺を巡る充実のプラン。阿修羅像が東京出張中の興福寺・国宝館では、中の係の人が申し訳なさそうに「阿修羅展」のビラを配っていました。なぜか5枚もくれまして、気持ちが伝わってきました。


若草山の急斜面を登り、平城京を眺めながら柿の葉寿司。唐招提寺では、鑑真和上像公開の最終日。日本を発見するために、艱難を乗り越えて渡来した鑑真さんは思いのほか小さかったけれど、ありがたく。

今年の夏の号は「日本再発見」。表紙は変わらぬ富士山です。去年の夏の「心を鎮める旅」の表紙も富士山。あれは若手写真家の撮り下ろしでしたが、今号は70年近く前の写真。富士山だけで何度も行ける。掘れば掘るほどおもしろい。日本を再発見した24人58冊の本、日本再発見地図帳のブックインブックが2つもついてます。

 

●西田善太(ブルータス編集長)

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