No.721 CONTENTS
features
| 014 |
Life is a Movie 24人の監督、映画にまつわる人生の話。 |
| 016 | ロバート・アルトマン |
| 018 | 深作欣二 |
| 020 | マーティン・スコセッシ |
| 022 | 大島 渚 |
| 024 | デイヴィッド・リンチ |
| 026 | ウディ・アレン |
| 028 | フランシス・フォード・コッポラ |
| 030 | デイヴィッド・クローネンバーグ |
| 032 | リドリー・スコット |
| 034 | ジム・ジャームッシュ |
| 036 | 北野 武 |
| 038 | ガス・ヴァン・サント |
| 040 | ウォン・カーウァイ |
| 042 | ピーター・ジャクソン |
| 044 | ポール・ヴァーホーヴェン |
| 046 | コーエン兄弟 |
| 048 | ジョニー・トー |
| 051 | ![]() あなたの人生の悩みを映画で解決します。 |
| 076 | スタンリー・キューブリック |
| 078 | ポール・トーマス・アンダーソン |
| 080 | ラース・フォン・トリアー |
| 082 | キム・ギドク |
| 084 | 入江 悠 |
| 086 | クエンティン・タランティーノ |
| 088 | 映画監督人生劇場 |
| 092 | 帰ってきた独身と映画&ブルータス座 |
| 094 | 第2特集 WELCOME TO THE GUCCIMUSEO. グッチ ミュゼオの謎。 |
regulars
| 007 | Et tu, Brute? 「コートニー・ストッデン」ほか |
| 109 | Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報 |
| 126 | 人間関係 440 写真/篠山紀信 『なかよし』鶴田真由、川内倫子 |
| 129 | クルマのある風景 19 「メルセデス・ベンツ CLS」(撮影/笠井爾示) |
| 131 | SUPREME BRUTUS 「安藤モモ子」ほか |
| 140 | BRUT@STYLE 263 Movie is my Life. |
| 144 | グルマン温故知新 352 ラティーノ/ロッシ |
| 146 | みやげもん 126 鯛ちょうちん/次号予告 |
| 117 | BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集 |
| 【SPECIAL CONTENTS】 あなたの人生の悩みを映画で解決します。 |
人生楽しいことばかり!……だといいですが、なかなかそうもいかないのが現実。仕事、恋愛、人間関係……尽きることのない悩みの数々。ブルータスは解決のヒントを映画に求めます。世の中の“人生相談本”から抜粋した悩みに「映画」でアプローチ。本で提案された解決法とは別の視点から気持ちを軽くしてくれる作品を“悩みごと相談員”が紹介。本誌では、22の悩みに4本ずつ作品で回答。ここでは、その一部をご覧ください。 |
| From Editors 1 |
『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話』マイケル・オンダーチェ著/吉田俊太郎訳/みすず書房/4,830円。 |
スクリーンを観ているだけでは分からない、 今回の特集の切り口を考えているときにマイケル・オンダーチェの『映画もまた編集である』を読んだ。『ゴッドファーザー』三部作や『イングリッシュ・ペイシェント』など数々の作品の編集を手掛け、名作として世に送り出したウォルター・マーチへのインタビューをまとめた1冊である。場面のカットの仕方、効果音や静寂を入れるタイミングなど、1本の作品にまつわるストーリーには、彼の繊細で強いこだわりが表れる。決して“正解”が存在しない映画編集という作業。答えがないからこそ、自分が持てる限りの材料や方法を駆使して、作品をベターな方向へ、ベストなものに仕上げようと必死でもがく。だから、そこには彼のキャラクターが表れ、人生が感じられる。映画づくりは人生、なのだ。 ウォルター同様、映画に人生を捧げた24人の監督たちの製作ストーリーを追った。理想と現実の間で揺れた末に『アニー・ホール』を生み出したウディ・アレン。ピーター・ジャクソンは『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー』で、苦難の半生を主人公に投影した。『愛のコリーダ』を完成させるため、大島渚は日本映画史上最大のタブーへと挑む。 あの監督の、あの作品が面白い理由はセンスだけではない。人生に根付いた、苦悩や闘いの物語があるからなのだ。道なき道をいく24人の真剣な人生。時に、そのストーリーは映画より面白い。
●阿部太一(本誌担当編集) |
| From Editors 2 |
ちなみに滝本さんは、アルトマンとデイヴィッド・クローネンバーグ、キューブリックの3人の監督の人生を語っています。写真は、滝本さんではなくアルトマン。 |
滝本 誠、その男、凶暴につき? 昔は映画に行くと、必ず帰りにプログラムを買って、そこに書かれているプロダクションノートや、評論、監督や役者などのコメントを必死に読んだ記憶がある。多分、そういう印刷物が好きだったから、今でもオールドメディアな雑誌の仕事を必死でしているのだが、そんな話をハイパーメディアなメールマガジンでしてもしかたないので、映画のプログラムに戻るのだが、昔というのはインターネットなどもちろんない時代で(もしかしたらあったかもしれないが、その存在に気付いていない時代)、そんな時、映画のこぼれ話といえば、プログラムは要チェックで、そこに書かれていたことは妙に記憶に残っていたりする。今回の特集は、そんな映画のプログラムに掲載されていたであろう、監督の裏話的な読みモノを集めてみたいと思い、編集してみた。昔のプログラムを、誰かインターネットで全部アップしてくれないかなー、などと思いつつ。 それで、自分の手元に残っていた昔のプログラムを見返すと、気がつくことがある。滝本誠氏、あえて滝ヤンと呼ばせて頂くが、滝ヤンの原稿が妙に多いことだ。滝ヤンは映画業界ではかなり有名人なので説明する必要もないかもしれないが、もともと数年前までマガジンハウスの社員だった編集者で、それこそブルータスとかを編集していたので、我々の偉大な先輩なのである。そんな滝ヤンが当時、マガジンハウスの仕事は適当に切りあげ、ライフワークであるデイヴィッド・リンチの研究に明け暮れつつ、そこから派生するノアールな世界について書き綴ったプログラムへの寄稿は、それはそれはキレのあるものばかりだ。 なので、今回の特集も、誰よりも早く3本の原稿(6ページ)を滝ヤンにオファー。今から3か月前、編集部での最初の打合せの際、偶然通りかかった凸版印刷のブルータス担当者に、「映画の号、入稿遅れるページ、6ページあるから気を付けといて」などと冗談を飛ばす調子の良い滝ヤンだったが、結局、現実に今回の執筆陣のなかの誰よりも遅い色校が出ない入稿をやってのけてくれた。滝ヤンやるなー。原稿面白いから、いいのだけれども。
●木下孝浩(本誌担当編集) |