マガジンワールド | カーサ ブルータス - CASA BRUTUS | 112
  • 目次
  • FROM EDITORS

2009年 7月号 CONTENTS

Features

037 SUMMER SCHOOL ON THE ENVIRONMENT ’09
建築家が教える「環境」の授業2
植物と暮らそう!
040 1時限目 妹島和世 せんせい
046 2時限目 ニコラス・グリムショー せんせい
050 休み時間 ニッポンの絶滅危惧種/エゾクロテン
052 3時限目 ペーター・フェッチ せんせい
056 4時限目 社会科見学 最新の植物住宅を見てきました。
060 休み時間 ニッポンの絶滅危惧種/ラッコ
062 5時限目 井口 浩 せんせい
066 6時限目 平沼孝啓 せんせい
070 休み時間 ニッポンの絶滅危惧種/ツシマヤマネコ
072 7時限目 パトリック・ブラン せんせい
078 Life with Green
建築家、デザイナー、アーティスト…
植物マニアのインテリア大公開!
● クリエイターのグリーンライフを、10の質問で大解剖!
114 Milano Salone 2009
ミラノサローネ2009速報! 最大の展示はやはり「環境」でした。
● 気になるアイテムBest 25から、話題のインスタレーションまで。
146 PRADA presents
The Mysterious White Giant
この白い物体がプラダの最新建築?
● ソウル市内の慶煕宮に完成した〈トランスフォーマー〉の謎。
164 Farm Restaurants
農園レストランへ行こう。
● シェフが畑に進出! 食と農業がますます密接になってきました。
 

Regulars

013 Casal’s Diary
1か月の見逃せないイベント&記念日を、
カーサルくんとともに。
015 Window on the World
パリ:新スタイルのセレクトショップ〈merci〉。
ニューヨーク:スターン兄弟のアトリエに巨大オブジェ登場。
023 News! on Your Fridge
デザイン、ファッション、家具、食etc.の最新ニュース。
029 Nigolden Age
NIGO®コレクション
Collection 10 Gruppo Sturmの《プラトーネ》
031 犬養裕美子 新レストラン爆食レポート
第25回 銀座  ヤマガタ サンダンデロ
033 長山智美 デザイン狩人
第25回 ウルキオラのアウトドアファーニチャー
034 Driven by Design
最新デザインに乗って建築巡礼
第43回 ホンダ・インサイトで、カラマツ尽くしの学校へ!
036 千宗屋 茶味空間。
ニッポンを極める!
第21回 「イェール大学 茶の旅路展」
106 祐真朋樹 Miracle Closet
ファッション連載
第71回 〈夢の島熱帯植物館〉×GUCCI、ADAM KIMMEL、MIU MIU
144 Casa Brand Archive
ファッション、食、不動産…気になるブランドのニュース。
155 A Wall Newspaper
●くるりに質問、ベスト10。
●あの大物デザイナーの知られざる名作を発見!
161 ほしよりこ カーサの猫村さん
第39回 デザイナーさんのお手伝いでグッジョブ。
猫村さんは今月も頑張ってます。
163 定期購読のご案内
定期購読者にプレミア「トラベルセット」プレゼント!
182 新連載 杉本博司の「空間感」
~スターアーキテクト攻防記
第3回 ピーター・ズントー作〈ブレゲンツ美術館〉
186 ニッポンの老舗デザイン
第10回「阿以波~うちわ」
190 In & Out Doors
ニューヨーク:Design for a Living World
神奈川:建築家 坂倉準三展
192 Next Issue
さて、8月号の特集は…?
193 来栖けい お取り寄せが止まらない。
第25回「シフォンケーキ」の巻
194 Life @ Pet
第95回 パリ、マレ地区の犬グッズ店の看板うさぎ、ルイーズ。
This Issue 特集内容
 

建築家が教える「環境」の授業2
植物と暮らそう!

植物のない生活なんて! そういう人が増えています。自家菜園で野菜を育てる、庭で草花の世話をする、あるいはベランダの鉢植えを充実させる、リビングに苔やサボテンの鉢を置く……、などなど、その規模や趣味は十人十色。今回の特集では、そんな植物好きのみなさんも登場。写真家のホンマタカシさん、陶芸家のアダム・シルヴァーマンさん、nendoの佐藤オオキさんやフラワーアーティストの東信さんに加え、TOKIOの国分太一さんも、自宅の素晴らしい植物コレクションを自ら撮影してレポートしてくれています。

そんな植物ラバーのために、どうやったら樹木や草花を身近に感じる気持ちいい暮らしができるのか、有名建築家がレクチャーをしてくれました。誌上講義の先生は、妹島和世さん、ニコラス・グリムショーさん、パトリック・ブランさんなど、建築空間とグリーンを融合させる天才ばかりです!

その他、各界の有名植物マニアのインテリア自慢、世界のデザイナーが教える本当に優しい環境プロダクト、安心で美味しい素材を育てて料理する「農園レストラン」、ミラノ・サローネ2009速報など、植物を愛し、地球環境をじっくり考える大特集です!

 

このページの先頭へ

Editor’s Voice 編集後記

今年のミラノサローネでもグリーンな展示が目立ってました。

だから農業はやめられない。

今年42歳になるんですが、ここ10年くらい前から、同年代の友達が共同農園で米作りを始めたり、庭で野菜を作ったり、なんだかやたらと大地に根をおろし始めたんです。その中のひとりは脱サラして山形の実家のサクランボ農家を継いじゃいました。

そいつが、自分の研究のためにと、いろんな作物を作っては我が家に持ってくるんですが、あるとき、茎が見事に伸びて葉が生い茂った枝豆を一株丸ごと持って現れました。どうしたことか、その枝豆は茎や葉は巨大なのですが、肝心の豆はほとんど入っておらす、サヤはすかすか。そいつが言うには、「見ろよ! 枝豆ってさあ、肥料をバンバンやるとすんごく伸びるんだよ、俺も面白くなって、どんどん肥料と水をやったら、こんな、ジャックと豆の木みたいなのができた!」そうです。本人すっかりジャック気分。でも茎や葉が育つと、実は育たない。「甘やかすと自分ばっか大きくなって子孫のことを考えないんだ、こいつは。逆に、肥料をほどんどやらずに厳しい環境で育てると、こうなる」と、もう一房の枝豆を出すのですが、そっちのサヤはパンパンにふくれて、大きな豆がぎっしり。でも茎や葉はやせっぽち。どうやら厳しい環境では自分の生長をあきらめて、栄養を子孫を残す方にまわすようです。ジャックいわく「ほんとに植物は不思議だなあ。すごいよな、豆。面白すぎる。だから農業はやめられないよ。」だそうです。

人間が植物にハマる一番大きな理由って、植物のもつそんな不思議さゆえなんじゃないか、と思ったしだいです。

 

特集担当 松原 亨

 

このページの先頭へ