マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 652
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No.652 CONTENTS

features

018 あなたに観てほしい映画
22人のシネマコンシェルジュ
020 宮﨑あおい→宮藤官九郎
「宮藤監督、パンクな映画を教えてもらっていいですか?」
024 宮藤官九郎→浅野忠信
「自己紹介を兼ねて、好きな映画を教えてくれませんか?」
026 浅野忠信→野村友里
「料理が趣味の僕においしい映画を教えてください」
028 野村友里→内田也哉子
「女目線で見ても、セクシーな女知りませんか?」
030 内田也哉子→桑原茂一
「親と子。家族の姿。そんなテーマの映画が観たいのですが……」
032 桑原茂一→いとうせいこう
「ひたむきに笑えるコメディー映画について語り合わないか?」
034 いとうせいこう→宮沢章夫
「今も変わらず、敬愛する喜劇人の作品を教えてください」
036 宮沢章夫→冨永昌敬
「久しぶりに大島渚の話でもしませんか?」
038 冨永昌敬→ゾエ・カサヴェテス
「娘さんの目から見たジョン・カサヴェテスってどんな人?」
040 ゾエ・カサヴェテス→河瀨直美
「女性監督が愛する、女のたくましさが綴られた映画とは?」
042 河瀨直美→宮沢りえ
「揺れる女同士、熱く感想を語り合いたい映画は何ですか?」
090 宮沢りえ→操上和美+井上陽水
「過ぎゆく時間に触れられる古い映画を教えてください」
096 操上和美→秋山 晶
「同い年の晶さん、最近気になる映画っていったい何ですか?」
098 秋山 晶→箭内道彦
「あなたにとっての“レトロ”と“人生”を教えてください」
100 箭内道彦→成海璃子
「6つの質問から、16歳の璃子ちゃんの素顔をうかがってみたい」
102 成海璃子→椎名林檎
「大好きな椎名さん、私の年齢で、今観るべき映画を教えてください」
104 椎名林檎→西川美和
「恐ろしい存在の方に映画との間合いについてお伺いしたい」
108 西川美和→山下敦弘
「編集スタッフからのお悩み相談に映画で答えてみませんか?」
110 山下敦弘→佐藤浩市
「あらためて聞きます。役者になる前好きだった映画って何ですか?」
111 佐藤浩市→君塚良一
「今度は僕の番。社会派映画について聞いてみたいです」
114 君塚良一→宮﨑あおい
「篤姫みたいに闘う女性を描いた映画で何かオススメは?」
078 特別付録 映画が趣味ではない人のためのDVDガイド
シネマ★レジャー白書
 

regulars

007 EYE OF THE B
「マドンナ」ほか
063 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報
132 人間関係 371
写真/篠山紀信『ぬるい空間』中島哲也、貫地谷しほり
135 Begin Your Journey 004 VW TIGUAN
137 MIX & MASH
「マーク・ボスウィック」ほか
146 BRUT@STYLE 200 cinema boy
150 グルマン温故知新 283 美虎/MASA'S KITCHEN 47
152 みやげもん 057 睦犬/次号予告
075 BRUTUS BACK ISSUES
131 定期購読募集
From Editors 1
本誌の特集1ページ目には、22人の錚々たるメンバーの名前が並ぶ。

ムービー談義がふたりの仲を
より深く濃密にしていく。
人のつながりだけで綴る映画特集。

 池尻のスタジオのテラスで、タバコを燻らせながら、「はじめまして」と談笑する、宮藤官九郎さんと浅野忠信さん。料理の師弟関係と親しみを込めて呼び合い、モンゴルの思い出の料理を作る、浅野忠信さんと野村友里さん。緑に囲まれながら、同じ年代の同じ空気感で、近況を報告し合う、野村友里さんと内田也哉子さん。やさしく差し込む光に包まれる窓辺で、年齢差とは関係なく話し込む、内田也哉子さんと桑原茂一さん。場違い(?)な区役所であの頃の笑い、あの時の笑いの話をゆるやかにする桑原茂一さんといとうせいこうさん。お互いの体を気遣いながら、20年来の昔話に花を咲かせる、いとうせいこうさんと宮沢章夫さん。「こんな時代だから」と、ある偉人に関して激論を交わす、宮沢章夫さんと富永昌敬さん……、今回の映画特集で22人が綴っていってくれた数々の風景。「私に映画を選んでください」「あなたに観てほしい映画があるんです」。映画を尋ねる人と映画を選んでくれる人のつながりだけで一冊の本が完成した。きっと今までに類を見ない雑誌の特集と言っても言い過ぎではないはず。登場するふたりの映画の話が濃密になればなるほど、ふたりは打ち解けあい、映画以外の話でも盛り上がり、より親密になっていった。映画の持つ魅力、そして、魔力を実感する一瞬だった。「今回のBRUTUSは、映画を媒介に、人と人がつながっていく、そんな愛にあふれた映画の特集です」。特集のはじまりを告げる扉に書いた一文。嘘偽りなく、映画の特集を超え、愛にあふれた特集となった。映画好きな人も、映画嫌いな人も、ぜひ手にとってもらいたい。渾身の一冊である。

●伊藤総研(本誌担当編集)

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From Editors 2
こんな感じで“ビッグネーム・カード”を並べていきました。

実際に取材をお願いしてNGになってしまった方々のカードを重ねると、ブルータス3冊分になりました…。

喜びと苦労が入り混じった
スペシャルな映画号の作り方を、
新人エディターが教えます。

 私、BRUTUS編集部に来たばかりの新人編集者です。この号が個人的に記念すべき1号目になります。「最初は映画特集だから」と編集長から言われて臨んだ最初の会議のこと。
 まずは映画について話を聞いてみたい人の名前を担当者各自が好き勝手に言っていくことから始まりました。井上陽水、宮沢りえ、宮﨑あおい…ビッグネームが出てきます。「おいおい、こんな面々が出てくれるのかよ…」と戦々恐々とする反面、「浅野忠信さんもいいっすね」と口にするルーキー。
 この会議からしばらくして、次の打ち合わせ。今号はリレー形式で展開していくため、各人の“つながり”を考えます。そこで用意されたのは、前の会議で挙がった名前が書かれた数十枚のカード。この人とこの人は友達、とか、以前一緒に映画の仕事をしていたことがある、などを根拠にカードを並べていきます。日本の映画界を支える面々がデスクに勢揃いする様子に胸が高鳴るルーキー。
 しかし、ここからが大変でした。実際に取材のお願いをするわけですが、基本的に対談で進むので、多忙な皆さんのスケジュール調整が困難を窮めました。さらには、急遽来日のタイミングがずれてNGになり、結果その前に出てくれるはずだった方も一緒にNGに…などなど。並べたカードの配列が何度も形を変えていきます。頑張れ、ルーキー!(あ、こんなタイトルの映画ありましたね。関係ないですけど)
 最終的にすべてが終了したのは締め切りギリギリ…。デビュー戦はかなり苦戦しましたが、苦戦のかいあってその出来は最高で、感動はひとしお。ぜひとも、入魂の1冊をご覧ください!

●阿部太一(本誌担当編集)

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From Editor in Chief
付録のbook in bookは「シネマ★レジャー白書」。お役所の本物のレジャー白書を読み込んで、日本人の趣味に合う映画を紹介してますが、これ、使える上に笑えますよ。

今日観た映画で話し込み、
デニーズでコーヒー5杯お代わり。

 TBSラジオの『ウィークエンド・シャッフル』を聴くのが最近のヤミツキ。土曜の夜9時半、パーソナリティーはライムスターのラッパー、宇多丸。僕はラップが苦手なのに何故聴くのか? 番組のコーナー「ザ・シネマハスラー」が最高におもしろい。おもしろくてたまらない。
 宇多丸が自腹で映画を観て、時には背景も学習し直して、話す話す。自分の中では今、宇多丸が一番おもしろい映画の語り手。サイコロの目で次に見る映画を決めるから「おすすめです!」もあれば、「……。」もある。どっちにしろわかるのは、語れない映画はないってことと、映画を語るのは映画以上におもしろいということ。
 今回の映画特集。「デニーズでコーヒー5杯お代わりしながら、ずっと宇多丸と映画の話をする気分」というのをお題にしました。へんなお題です(笑)。でも、映画の話が止まらなくなるあの感じ、本に込めたかったんです。
 22人のシネマ・コンシェルジェ。頼むのを臆するような憧れの人もいましたが、映画を誘い水にしたら、皆さん、スケジュールを空けてくれました。「オススメ映画を挙げる」より1歩踏み込んだ、友達と映画を語ってもらうこの企画、出演者にもかなり響いたようです。
 さて。昨日見た『アメリカン・ティーン』について、持論を展開したいんですが、編集部のみんな、すごく忙しそう。次号の入稿で殺気立ってる。でも、話しかけたい。3時間くらい語りたい……。

●西田善太(ブルータス編集長)

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