マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 691
  • 目次 & SPECIAL
  • FROM EDITORS

No.691 CONTENTS

features

016 海辺に関する276の愉しみ方。
Beach Culture Catalogue
018 なぜヘミングウェイはキューバの海を愛したのか?
028 宜野湾、北谷のビーチへ。海辺はいつもチャンプルー。
032 湘南ビーチカルチャー案内。
040 「鎌倉の知性」が残した、海の言葉。
042 写真家エバレット・ブラウンが外房のビーチタウンに住む理由。
046 仏vs伊 渚の映画対決。
048 小津安二郎と北野武 2人の映画監督が砂浜に重ねた情景。
050 ビーチに答えがある! 海辺の映画セレクション。
052 18 MUST BUYS FOR BEACH LOVERS
054 渚の文学。
055

カリフォルニアの海岸線を1,000マイル走破、

ビーチカルチャーをめぐる旅。California Beach Culture Trips

071 渚の写真集。
072 ビーチなジン&リトルプレス15選。
074 サーフアート&グラフィックの現在。
078 世界の仰天ビーチ建築。
080 カール・ハイドもプッシュする世界のビーチパーティ。
082 コズミックから、ビッグ・チルまで。世界の快音ビーチCD。
084 NYのSOHOから発信するビーチカルチャー。
 

regulars

009 Et tu, Brute?  「ミシェル・マッギー」ほか
087 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報
102

人間関係 410
写真/篠山紀信『二輪つながり』近藤真彦、片山右京

105 Begin Your Journey 043 アバルト 500
107 SUPREME BRUTUS
「ジャンヌ・バリバール」ほか
116 BRUT@STYLE 236 by the sea
120 グルマン温故知新 322 彗富運/レスキャリエ
122 みやげもん 096 八事の蝶/次号予告
098 BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集
 
【SPECIAL CONTENTS】
気分を盛り上げる、世界の快音ビーチCD。
90年代後半にヒットした『カフェ・デル・マー』シリーズをはじめ、世界各地のビーチで独自の音楽がつくられ、ローカルCDが生まれています。本誌で紹介する21枚のうち、ここでは、6枚を紹介します。
From Editors 1

キューバでは人間国宝的大御所シンガー、オマーラが歌いだした。今年80歳を迎えるが、まったく衰えを知らぬのびやかな歌声にびっくり!

映画『ブエナ・ビスタ~』に出演の
超大物女性歌手が目の前で歌いだした。

ブラジルはリオ・デ・ジャネイロの海岸沿いでボサノヴァが誕生したように、キューバはハバナの海岸沿いの街、オールド・ハバナで誕生した音楽があります。フィーリンというその音楽は、ボサノヴァがサンバなどのブラジルの伝統的な音楽にジャズの要素を加えて洗練されたサウンドとして50年代に生まれたのと同じように、キューバのボレーロなどの伝統的な音楽にジャズの要素を加えてモダンにしたもの。40年代にハバナ港で米国水兵からジャズのSPレコードを購入することが、ハバナの若者たちの間で流行ったことがきっかけだとか。ボサノヴァと同様にフィーリンも洗練された心地よさが特徴です。やはり、海岸沿いの街では、海辺で聴きたくなるような心地よい音楽が必然的に生まれるのでしょう。

そんなフィーリンの世界で、女王と呼ばれる大御所シンガーに会ってきました。オマーラ・ポルトゥオンド、映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』にも参加していた女性ヴォーカルといえば、記憶に残っている方も少なくないと思います。キューバではスーパースターである彼女ですが写真撮影にも気軽に応じてくれ、さらにその場に集まった人たちのために1曲歌ってくれました。齢80を重ねた今でも絶頂期のままののびやかな歌声の女王様にみんなうっとりでした。

今号でも紹介している『グラシアス』のほか『愛の花』『フォーリンの恋人』など日本でも手に入るオマーラのCDは何枚かあります。優しく心地よい女王様の歌声に包まれれば、ハバナ並みのこの夏の猛暑も乗り切れるのでは。

 

●芝崎信明(本誌担当編集)

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From Editors 2

ショーンを取材したサンタバーバラの海岸にあるスケートボード・パーク。早朝のキッズたちのスケボー教室終了後には、ゴリゴリのスケーターたちが集合。この施設そのものもビーチカルチャーです。


カリフォルニア縦断の旅の途中、
カリスマと夏の風物詩(?)に出会う。

カリフォルニアの南の街、サンディエゴから車で北上しながら西海岸のビーチカルチャーを取材。その途中、ロサンゼルスのサンタバーバラのモーテルにチェックインした時のこと。同行のエディター兼カメラマンの田中凛太郎さんの携帯が鳴り、着信を見て「ショーンだ」と一言。あのショーン・ステューシーから電話がかかってきたのです。30年ほど前、サーフデザインをストリートのメインカルチャーに押し上げた、まさに「レジェンド」と呼ぶべき存在。日本で事前に取材依頼をしていたものの正式な返事が来ず、彼の本拠地サンタバーバラに到着した途端に「OK」の答えが貰えるとは、なんという幸運な偶然。翌朝、一番下の息子さんをビーチ横のスケートボードパークに連れて行くタイミングで時間を取ってくれるとのこと。今はブランド<ステューシー>からは離れたものの、昨年から<エス・ダブル>をホームページのみで展開。「これからは“ベーシック・マン・プロダクト”を作る」から始まり、「いつかは日本でもまた店をやりたいね」まで一気に語ってくれました。その若々しい姿は、本誌p.67にてぜひご確認を。取材当日、早朝からスケートパークにはたくさんの子供たちがぞろぞろと集合。コーチらしい大人から点呼を取られ、ゆる~く整列。これって日本でいう夏休みの朝のラジオ体操のようなもの? アメリカのカルチャーはまだまだ奥が深い。

 

●山口 淳(本誌担当編集)

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